レストランメニューのデジタルカタログ化で効果を上げるポイントは?
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レストランのグランドメニューや期間限定メニューの冊子・チラシなどをデジタルカタログでも配信するサイトが増えてきました。せっかくコストをかけて作成した資材ですから、デジタルカタログでも積極的に活用したいところ。今回は、飲食メニューをデジタルカタログ化する際に効果を高めるポイントを考えてみたいと思います。
筆者はこのお正月に急きょ会食をすることになり、実際にレストランのWebサイトをいくつか探す機会がありました。実際にお店で見られるメニュー冊子と同じものが画面上で見られるデジタルカタログはとても便利ですね。デジタルカタログを見ながら予約の電話を入れて、その場でオーダーも済ませることができ、会食をスムーズに進めることができました。
デジタルカタログでユーザーが必要とする情報をすばやく提供できれば、きっと来客アップにつなげることができるはずです。
デジタルカタログ版のレストランメニューの実例を見てみましょう。
こちらは、リーガロイヤルホテル広島さんの、館内レストランの案内ページです。
(出典:http://www.rihga.co.jp/hiroshima/index.html)
ここで、「フェア・特集」の右上の「お正月レストランメニューのご案内」をクリックすると…
(出典:http://www.rihga.co.jp/hiroshima/index.html)
すぐにブラウザ上でデジタルカタログが開きます。印刷用に作成したチラシをデジタル化したものと思われますが、館内にある各レストランの情報をまとめて見られて、プリントアウトもできるので、とても便利ですね。
「和食 さと」では、店舗にあるメニュー冊子の種類が多いため、デジタルカタログの数も多めです。
(出典:http://sato-res.com/sato/)
Webサイトでは、それぞれの冊子の電子カタログ版とPDF版の両方を用意し、わかりやすく整理して見せています。
(出典:http://sato-res.com/sato/)
冊子の数が多いのは一見煩雑に見えますが、テーマ・カテゴリーごとに冊子が分かれているので、使ってみると不便は全く感じません。秀逸な情報整理でデジタルカタログを効果的に使った例といえるでしょう。
最後は、レッドロブスターさんのメニューページです。
(出典:http://www.redlobster.jp/)
デジタルブックへのリンクを最初に持ってきて、分かりやすく認識できるようにデザインしています。使い方説明ページへのリンクも親切ですね。
さらに、レッドロブスターはスマートフォン向けサイトも用意しています。
(出典:http://www.redlobster.jp/sp/)
スマートフォン向けサイトでも、デジタル版グランドメニューへのリンクが最初に出てくるデザイン。メニューが見たいユーザーには、まずグランドメニュー冊子を見てもらうのが一番。とても明快ですね。
(出典:http://www.redlobster.jp/)
iPhoneでメニューを開いたところ。サイトを開いてここまで、わずか2回のタップで来ることができました。これなら、外出先でも食べたいメニューをさっと見て、お店に行くかどうかを判断することができますね。
Webサイトのメニュー紹介ページでデジタルカタログを公開するなら、店舗で用意している印刷版メニューのPDFから作成するのが最も低コストで素早い方法です。当然、大きなサイズの印刷版メニューをPCやスマートフォンなどで見るわけですから、ユーザーが拡大・縮小などの手間を強いられるといった部分はやむを得ません。
その代わり、「このレストランのメニューが見たいな」と思ってサイトに来てくれるユーザーがスムーズにデジタルカタログにアクセスできるように工夫することで、来店につながる可能性をより高めることができるはずです。
今回ご紹介した実例は各レストランのメニューページにリンクしていますが、実際にレストランのトップページからメニューのデジタルカタログまでたどってみて、どんなユーザー体験になるかを確かめてみると、より参考になるのではと思います。
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