デジタルブックがユーザーに与える3つのメリット!売上げアップのヒントに
- 19687
- views
デジタルブックの普及が目覚ましい近年。そのメリットとして、持ち運びがラク・コスト削減といった企業側、つまりは電子ブック作成サービスを利用する側からの利点を今までお話してきました。今回は視点を変えて、実際にブックやカタログを閲覧するユーザーから見たデジタルブックの良いところをお伝えしたいと思います。
もくじ
1. どこでも誰でもサクッと閲覧! シェアもらくらく
2. 地域の垣根を超えて欲しい情報を得られる
3. 無料コンテンツも充実! 人目を気にせず読み放題
4. まとめ
どこでも誰でもサクッと閲覧! シェアもらくらく
今更という感じもありますが、やはりデジタルブックを語る上で一番のメリットは、「時と場所を選ばず、誰でも簡単に閲覧ができる」というところでしょう。
たとえば紙媒体であれば、手元になければ読むことができず、出先などで友人に見せたい! と思ってもなかなか難しいことが多いハズ。ですが、スマートフォンやタブレットなど持ち運びできる端末で閲覧できれば、インターネット環境さえあればいつでも誰とでも共有することができるのです。
デジタルブックではありませんが、クーポンがついたフリーペーパーもWeb版ができたことによって、その利用者は格段に増えています。TPOを問わない利便性は、今の時代ユーザーにとってマストな条件といって間違いないと思います。
また、いつでも閲覧可能ということは気に入ったブックがあればTwitterやFacebook・InstagramなどのSNSで好きな時にシェアをすることができます。電子ブックビューアには提供会社にもよりますが、多くはシェアボタンがついています。タイムラインでのシェアだけではなく、LINEなどのメッセージアプリでも送ることができるので、素早く情報の共有が可能となり、スムーズなコミュニケーションに一役買うのではないでしょうか。
このようにシェアがしやすい環境は、ユーザー側にはもちろん、言うまでもなく提供側にとっても利点です。紙媒体ではオンラインで共有しにくいですし、PDFだとしてもサムネイル画像が出なかったり閲覧性が良くないと、ユーザーはシェアしようという気持ちをなくしてしまうことがあります。
電子ブックは、使う方にとっても見せる方にとっても、もっとも有益なメディアであるといっても過言ではありません。
地域の垣根を超えて欲しい情報を得られる
個人的に、電子ブックのスゴイところは「地域を問わない」ところにあると思っています。
つまり、九州限定のフリーペーパーであっても北海道にいながらにして読めるのです。
基本的に地域限定の雑誌やフリーペーパーは、その地方に根ざした内容になっているため、他の地域の方が興味を引くことは少ないかもしれません。
しかし、たとえば好きなタレントや俳優などが誌面に出演していたり、自分の趣味を掘り下げた記事が掲載されていたり、旅行の行き先として考えていたり……など、意外と自分の地方以外のブックを求めるニーズは考えられるものなのです。
たとえば広島県では旬の芸能人を起用した「広島県究極のガイドブック」を過去3年に渡って公開しており、冊子についても数量限定で全国で配布しています。
その完成度の高さからすぐに在庫がなくなってしまうため、先行予約も受け付けており申し込んだユーザーにはガイドブックが郵送されます。
こちらも数に限りがあり、2016年は予約開始から数分で受付終了となったようです。
ちなみに実際に郵送された冊子がこちら。
ちなみに、広島県ガイドブックはPDFで、昨年のデータを閲覧することができます。
広島県究極のガイドブックVol.3 カンパイ!広島県 広島秘境ツアーズ
https://hiroshima-welcome.jp/hikyo/guidebook/
このように地方や企画によっては、地域を問わず人気が殺到することもあるのです。そういった状況を想定した時に、電子ブックで閲覧できる仕組みを導入することはユーザーにとって嬉しい試みといえますし、垣根を超えたファンを開拓することは提供する側にとっても、大きなメリットになります。
無料コンテンツも充実! 人目を気にせず読み放題
最近では電子書籍やデジタルブックなどで、無料で読めるコンテンツも増えてきました。青空文庫やマンガ図書館Zなど、著作権が消滅した作品や著者が許諾した作品のテキストを公開しているサイトや、絶版になった漫画やライトノベルなどを配信するサイト、また、一日あたりの時間制限を設けて人気漫画などを読むことができるスマホアプリというように、様々な取り組みが為されています。
こういったサイトでは完全無料のコンテンツもありますし、一部有料があったり、時間制限を超えて読みたい場合にはチケットを購入するなどの仕組みがあったりと様々ですが、まずはお金がかからない状態でコンテンツに触れることで、有料化への敷居を下げるという目的もあることでしょう。電子書籍サイトの立ち読み機能でも、1巻〜数巻にわたって期間限定で試し読みができるサービスがありますが、最初の数ページを読むよりも、より先の展開が気になって購入してしまう……という方も多いのではないでしょうか。
ユーザーにとっては、今まで読みたかったコンテンツを気軽に閲覧することができますし、気に入ったものだけ購入できるので非常にありがたい機能であるといえます。そもそも実際の本屋さんでは立ち読みを禁止されている店舗も多くありますし、内容によっては立ち読みしにくい書籍もあることでしょう。電子書籍であれば、自分だけの空間で興味のあるコンテンツをどんどん閲覧できるため、ストレスを感じることがほとんどないのではと予想できますね。
実際に購入する際にも、そのまま電子版を買ってもいいですし、紙の本が好きな方はそのまま本屋さんに出向くこともできます。
まったく無料のコンテンツを見せない、というよりもユーザーの購買意欲をくすぐりそうですね。そういった観点で考えても、無料版を公開する意義は大いにあるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
冒頭で、ユーザーにとっての「電子ブックのメリット」を説明するとお伝えしましたが、ユーザーのメリット=提供側のメリットにも繋がることがわかりますね。もちろん、提供側が望むことがすなわちユーザーが望むことには直結しませんが、お互いに利便性や使い心地の良さを感じることができるよう、デジタルブックを活用していただければと思います。
デジカタジャーナルはWebマーケティングの株式会社ルーラーが運営しています
Cookie等情報の送信と利用目的について