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「ヒートマップ解析」がebook5に搭載。読者の注目点を可視化!

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先日の記事でご紹介した、電子チラシの「fly5(フライファイブ)」の特徴の一つ、人びとがコンテンツのどの部分に注目しているかが分かる「ヒートマップ機能」がありました。そのヒートマップ機能が、電子カタログのebook5にも搭載されました。どんな使い方ができるのか、ご紹介したいと思います。

■ページごとの注目度を視覚的にチェックできる
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ebook5のヒートマップ機能は現在、β版として5月31日まで無料提供されています。
使い方はとても簡単で、基本は管理画面で「見る」だけです。

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これまでのebook5の管理画面に、「ヒートマップ」のメニュー項目が追加されています。そこをクリックすると、見たいページをサムネイルから選ぶことができます。

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例えば、こちらのサンプルコンテンツの管理画面からヒートマップを見てみますと…

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このように、注目度の高い部分は赤に、低い部分は青に…というように、ひと目で分かるようになっています。
その注目度は、ユーザーの画面表示の座標や拡大率、閲覧時間などを計測して表示しています。

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例えば、スマートフォンでコンテンツを拡大表示させて閲覧すると…

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画面中央にある部分に読者が注目している、と認識されることになります。
こうした仕組みを使って、ユーザーの関心を視覚的に表示できるのが、ヒートマップ機能の強みです。

■新商品や新コンテンツの反応が分かる

また、ヒートマップ機能は、集計する期間を指定して表示させることができます。

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例えば、新商品のカタログを配信開始した日から1週間の集計を指定して、新商品に対する読者の反応を見る、時間が経って、注目度が下がってきたら、対策を考える…といったことも可能ですし、カタログに載っているどの商品・コンテンツが注目を集めているかをつかんで、戦略に反映させることができます。

Googleアナリティクスなどの解析ツールを使って、ページごとのアクセス傾向をつかむことはできますが、具体的にどの部分が見られているかが分かるのは、ヒートマップ機能ならではのメリットですね。

■PC、スマホそれぞれの傾向をつかむことができる

このヒートマップ機能は、PC、スマートフォンの両方に対応しています。管理画面では、PCのみ、あるいはスマートフォンのみのヒートマップも表示させることができます。

例えば、先ほどのサンプルで、スマートフォンのみの場合。
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こちらはPCのみの表示に切り替えたところ。
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同じ電子カタログでも、PCとスマートフォンで、読者の興味の傾向がどう違ってくるかを見ることができるのです。

ebook5はGoogleアナリティクスを使った解析ができますので、ユーザーの属性(男性、女性、閲覧時間、都道府県など)とヒートマップの傾向を突き合わせれば、「都市圏の女性スマホユーザーはこの商品に注目している」といった、より具体的な傾向を明らかにするのも不可能ではありません。

■誌面デザインの検証材料にも

他にも、ヒートマップ機能を活用できるところがあります。それは、誌面のデザインがこれで適切かどうかを見ることができる点です。

ほとんどの電子カタログは、印刷版のカタログやパンフレットなどのデザインデータを流用して作成されていますが、紙媒体向けの誌面デザインをPCやスマートフォンでそのまま閲覧した場合、読者がちゃんと読めているかどうか? が気になります。

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例えば、先ほどの作例で、PCではテキスト部分の少し右側が赤くなっています。画面を拡大表示させて、テキストを読もうとしてくれているのが分かりますが、少し右にずれているということは…

「テキストが左端に寄りすぎていて、ちょうど読みやすい位置・拡大率で読めていない方が多いのかな?? 」
といった仮説を立てることができます。
その仮説をもとに操作・検証し、今後の誌面デザインに役立てることができるわけです。

紙媒体とPC、スマートフォンでは、表示できるサイズがそもそも違いますので、印刷版・電子版の両方で読みやすいデザインというのは、かなり難しい課題です。
しかしながら、読者の具体的な注目点が分かれば、デザインを試行錯誤する上で大きなヒントになるはずです。

■ヒートマップは5月末まで無料で試用可能

今回搭載されたヒートマップ機能はβ版ですが、今後、電子カタログの強みをさらに伸ばし、ビジネスの可能性を広げてくれるものになりそうです。
5月31日までの間、ヒートマップ機能は全プランにおいて無料で使用できます。もともと、ebook5は無料で試用できるプランがあるのですが、その無料プランのなかでもヒートマップが利用できますので、ebook5を利用したことがない方でも、気軽に試してみて下さい。
(6月以降は、有料プランの上位2プランで利用可となります)

さらに、今週から4月15日までの間に有料プランを申し込むと、最大3000円OFFのクーポンがもらえる 「はじめて割」キャンペーンも始まりました。有料プラン申し込みの際には、ぜひご利用いただければと思います。


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佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。トマトが好物。IT、Web、デザイン、アート、映像などクリエイティブ関連の記事や企業のコンテンツなど、文字を書く仕事を中心に、色々やらせていただいております。

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