美容室でタブレットを使うなら、デジタルカタログもご一緒に。
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ビジネスにおいてもさまざまな活用が可能なタブレット端末ですが、美容院・ヘアサロンでもiPadなどが使われるケースが増えています。そのなかで、デジタルカタログを活用する可能性を考えてみたいと思います。
全国の美容室のうち、どのくらいのお店でタブレット端末が使われているのかがわかるデータは見つかりませんでしたが、美容室の公式サイトやブログなどを見ていくと、
「お客さまの雑誌閲覧用にタブレットを数台用意しています」
「ヘアカタログをiPadでご覧いただけます」
といった情報を発信しているところは少なくありません。
2010年のiPad発売当時から、いち早く導入しているオーナーもかなりいらっしゃるようですね。
また、最近ではこんなニュースも…
美容室で読む雑誌のデジタル化が進行中 年配層からは苦言も – 週刊ポストセブン
この記事のために、どのあたりのエリアの、何店舗ぐらいを取材したのかが書かれていないので何とも言えませんが、日本での電子雑誌・電子書籍の普及は少しずつ進んでいるので、美容室でも電子雑誌が見られるようになるのは自然な変化のように思えます。
美容室にマッチするようなファッション・雑貨などの雑誌も、各種電子書籍ストアや「読み放題サービス」アプリなどで閲覧できます。特に、定額の読み放題サービスは、たくさんの雑誌タイトルが利用可能になるので、コスト面でも良さそうです。
ヘアカットの途中でもiPadで雑誌を読んでもらっているお店もあるようですが、その場合、落ちてくる髪の毛やスプレーなどが端末に影響しないように、カバーをつけているケースが多いようですね。
■ヘアカタログを快適に閲覧できるようにする
美容室でタブレット端末を活用するなら、まず試してみたいのが「ヘアカタログを見られるようにすること」ではないでしょうか。
お客様の要望や好みにあわせて、ヘアカタログをタブレット端末で提示できれば、接客もよりスムーズになり、お客さまの満足度につながる可能性も高まるでしょう。
てっとり早いのは、インターネットで参考画像を検索したり、あらかじめサンプル画像を写真閲覧アプリに入れておく、という方法ですが、これだとどうしても、お目当てのヘアスタイルを探しだすのに手間がかかってしまいますね。
そこで、例えばスタイル別や髪質別、過去の実績など、テーマに沿ってスタイリングの画像をきれいに整理して、いくつかのデジタルカタログを作っておけば、お客さまに見せたいヘアカタログをすぐに呼び出したりできますし、お客さま自身にそれをめくって見てもらう、といった使い方もできます。
ここでのポイントはやはり、すぐにカタログを呼び出せるようにしておくこと。
もし、HTML5形式などブラウザで閲覧するタイプのデジタルカタログなら、タブレットのホーム画面から直接カタログを開けるようにしておくと良いでしょう。
iPadの場合なら、Safariのメニューから、「ホーム画面に追加」を選択。アイコンのタイトルを入力すると…
ホーム画面にアイコンができました。
「…それなら、こんなスタイルはいかがでしょうか?」と話しながら、たった1回のタップでカタログを開いて見せることができます。
雑誌の閲覧とヘアカタログの閲覧。この2つをタブレット端末に置き換えるだけでも、お客様との接点は大きく変わりそうですね。
ただ、タブレット端末を他の用途にも積極的に活用したい! といった場合には、美容室向けの総合ソフトウエアもあります。
その一例がこちら。
(出典:http://www.ideetouch.com/products/smp.html)
ideetouchさんが提供している「Salon Manager Pro」。
お店の規模やスタッフの人数、業務内容などに応じたカスタマイズが可能です。
お客さまごとのカルテから、スタッフの勤怠、仕入れ、売上集計など、美容室のあらゆる業務をタブレット端末で管理でき、ヘアカタログの作成・閲覧も。一定の費用はかかりますが、業務効率化の手段の一つになる可能性がありそうですね。
店内でスタッフが常に動きまわるような仕事環境だからこそ、持ち運びに便利なタブレットは美容室でさまざまな使い方ができそうです。
そのなかでも、「デジタルカタログ x ヘアカタログ」の組み合わせは、タブレット導入の第一歩として、比較的気軽に試すことができそうですね。
デジタルカタログサービスのなかには、少ない冊数で、ランニングコストも少なく済むような、小規模ビジネス向けのプランもありますので、ぜひ検討してみていただければと思います!
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