実はかなり重要かも? 電子カタログを集めたポータルサイト
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デジタルカタログを活用して集客・収益面での効果を高めるためには、単にデジタルカタログを作るだけでなく、閲覧者を的確に誘導するWebサイトの役割も大切ですね。今回は、テーマにそって電子カタログをまとめ、ユーザーにとって便利なポータルサイトを提供している例をご紹介したいと思います。
電子カタログを集めて発信しているサイトは数多くありますが、まずは分かりやすい実例を。
(出典:http://www.shinanobook.com/)
シナノ印刷さんの運営する、「シナノブック.com」です。
同社は、お客様からの依頼で印刷した出版物を、無料で電子書籍・電子カタログにして販売するサービスを展開しています。
サイトでは、コンテンツをジャンルごとに分け、読者が読みたい本を探しやすくする工夫がなされています。いわゆる「電子書籍ストア」の一例ですね。
続いて、特定のジャンルに特化したカタログを数多く集めている実例がこちら。
(出典:http://www.murachi.com/)
村地綜合木材さんのWebサイト内で運営されている、「電子カタログ広場」です。
同社が取り扱っている各メーカーの資材カタログをズラリと揃え、工務店や施工業者向けに公開。建築資材カタログのポータルサイトといっても良いでしょう。
製品についての質問を受け付ける問い合わせフォームも設置して、カタログ閲覧から発注に結びつける可能性を高めています。
(出典:http://www.murachi.com/catalog/list.php?maker=tore_ac)
このように、常にカタログの上部に連絡先を表示させるデザインにし、閲覧者が「発注したい」と思ったらすぐに連絡できるようになっています。
カタログを提供しているメーカーにとっても露出が増え、メリットの大きい活用法だと思います。
(出典:http://www.japan-ebooks.jp/)
こちらは、日本各地のフリーペーパーや観光案内、自治体の広報などの電子書籍がまとめて無料で見られるポータルサイト、「Japan ebooks」。
現在のところ、20都道府県で展開していて、「それぞれの地域名+ebooks」の名称で運営しています。
このサイトは、全国各地に広がる「ebooks」をまとめたポータルサイトになります。
試しに、東京・多摩地域に特化した「たまイーブックス」を見てみましょう。
(出典:http://www.tama-ebooks.jp/)
このように、フリーペーパーや広報誌を置いていなくても、その地域の情報を無料で見ることができます。ユーザーにとっては、観光はもちろん、引越し先や企業の進出先を探す上での参考にもなりますね。
地域の印刷物をデジタル化して揃えることで、「その地域のあらゆる情報が詰まっている」という魅力を出せるわけです。
また、地域に軸を置くと、次のような形のカタログのまとめ方も可能です。
(出典:http://www.55shingaku.jp/)
沖縄の高校生のための進学情報サイト「シンガク図鑑」にある、学校案内のデジタルパンフレットコーナーです。
現在では、多くの教育情報系サイトで全国の学校の入学案内を電子化して公開しています。
ただ、こちらのサイトは沖縄に根ざしたサイトですので、「沖縄県内の学校」「全国の学校」と大きく分けて紹介しています。
(出典:http://www.55shingaku.jp/hondana/okinawa/)
試しに、沖縄国際大学のパンフレットを開いてみました。
沖縄県内の大学パンフだけなら、数がそんなに多くないので、すぐに見つけることができました。
大学受験を控えた高校生のなかには、「地元の大学に進学したい」と考える人も少なくないでしょうから、同サイトのデジタルパンフコーナーはユーザーに無駄な手間をかけさない、すぐれた構成だといえるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
顧客が必要とするデジタルカタログを幅広く揃えた便利なポータルサイトを用意するのは簡単ではありませんが、さらに多くのお客様を獲得できる可能性は広がることでしょう。
自社で作成したデジタルカタログだけに限定せず、そもそもお客様がどんなカタログを必要としているかを考えてみると、意外なアイデアが浮かんでくるかも知れませんね。
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