デジタルカタログ(電子カタログ)とPDFの違い
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「誰に見せるか」で選択が変わる、デジタルカタログとPDF
「デジタルカタログとPDFってどう違うんだろう?」
インターネットを通じて冊子やファイルを作る場合、広報・web担当者の方や、小中規模であれば経営者の方も持たれる疑問だと思います。
この記事ではデジタルカタログとPDFの違いだけでなく、利点や特徴なども紹介していきます。参考になれば嬉しいです。
会社案内や飲食店のパンフレット、商品紹介、ファッション雑誌などは、ただの報告書や資料とは違います。
テキストだけでは表現しきれない魅力を伝えるためのツールです。お客さまに「より見たい!」と思ってもらうために、最適なのはどちらでしょうか?
デジタルカタログとPDFの主な三つの相違点
デジタルカタログとPDFに細かい違いは色々とありますが、個人的に重要だと感じる特徴を三つ紹介します。
1 .表現方法
・PDFは、静止画と文字による表現が主。
・デジタルカタログは、静止画と文字+動画、リンク等リッチな表現も可能。
走行する車や湯気を立てる料理の動画を挿入したり、ページをめくる動きがあったりと、臨場感のある表現ができ、サイトコンテンツとしての存在感を放ちます。
2. 閲覧のしやすさ
・PDFは、閲覧するために「Adobe Reader」のプラグインが必要。
・デジタルカタログは、プラグイン不要でスマホ・タブレットからの閲覧も可能。
・同ページ数のPDFとデジタルカタログの表示速度を比較した場合、デジタルカタログの方が圧倒的に表示されるまでのスピードが早い。
デジタルカタログは、お客さまの読む場所やデバイスを選ばないツールです。
3. データ活用
・PDFはアクセス解析が難しいため、公開後の効果測定ができず「表示しているだけ」になるパターンが多い。
・デジタルカタログは、細かくアクセス解析することができるので、効果を把握しやすい。
何人が見てくれたか?どのページが良く読まれているか?など読者の動向をデータとして蓄積し、次の運用に繋げることができます。
では、実際にインターネット上では、どのように閲覧されているのでしょうか?
読まれにくいPDFファイル
高級外車メーカーや有名スポーツブランドのWebサイトでも電子カタログが採用されています。
またWebサイトの「平均直帰率」は46%~47%なのに対し、PDFは95%~96%と非常に高い直帰率と言われております。
※直帰率とは、1 ページのみを閲覧してサイトを離脱した訪問の割合
デジタルカタログはHTML5形式とFLASH形式があり、現在は、より表示が早いHTMLベースが主流です。
表示速度に優れたデジタルカタログに比べ、PDFは全てのコンテンツを読み込んでから表示するダウンロード形式で、ボリュームが多い場合にはかなりの時間を要します。
また、Android端末では、PDFをダウンロードしてからアプリを立ち上げ閲覧するという手順が必要です。
こうしたプロセスの多さもPDFが読まれにくい原因となっております。
雑誌のような操作性が高いデジタルカタログは、企業側から発信するツールとして優れていることはもちろん、受け取る側であるお客さまのストレスも軽減します。
またデザイン性が高いため、ブランディングとしての効果を発揮します。
インターネット上のデータの表現として、似通ってとらえられる「デジタルカタログ」と「PDF」ですが、山のように情報が溢れている現代において、届けたい情報をインパクトを持って伝達するためにどのような手法を選択するのか、重要な鍵になってくるでしょう。
この記事のまとめ
- ・静的と動的な表現の違いがある。
- ・環境に依存しないツールである。
- ・解析に向き・不向きがあるので、その後の運用に差がでる。
- ・デジタルカタログは単なる商品紹介だけでなく成果を期待できるツールである。
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