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自動車の電子カタログが、Amazonの電子書籍ストアで読める!?

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自動車のディーラーなどで見られる分厚いカタログは、印刷クオリティが高くてボリュームも大きく、そのクルマの持つ世界観を感じられるものが多いですね。今回は、そんな自動車のカタログをAmazonの電子書籍ストアで発信し、注目を集めている取り組みをご紹介したいと思います。

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(出典:Amazon.co.jp

Amazonの電子書籍ストアで自動車のカタログを配信しているのは、日産自動車の「ノート」「セレナ」「デイズ」など、いま同社で人気のモデルです。

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価格は無料。AmazonのIDを持っていれば、PC、iPhone、PadやAndroid端末など、あらゆるデバイスでダウンロードして閲覧できます。

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(出典:Amazon.co.jp

この、「ノート」のカタログは全49ページ。走りの特徴や内外装のデザインなど、詳細な情報だけでなく、クルマが持って生まれたコンセプトや設計思想なども感じ取ることができる、読み応えのあるコンテンツといえます。

こうした冊子は本来、ディーラーに足を運んで初めて見ることのできるものなのでしょうが、日本でも電子書籍閲覧の手段として普及が広がっているKindleで手軽に閲覧できるようになったことで、より多くの読者層の関心を集められる可能性が広がりそうです。

日産は昨年11月にこれらのカタログを公開するのにあわせて、「クルマ1台プレゼントキャンペーン」を実施。
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(出典:Amazon.co.jp

Kindle版カタログをダウンロードした人のなかから1名に、カタログ公開中の4車種うち1台が当たるというもので、1月19日まで実施されました。こうしたキャンペーンの効果もあって、一時はKindleストアのランキングで同社のクルマの電子カタログがトップになったこともあったようです。

ただ、こうしたカタログは制作費・印刷費にかなりのコストがかかっているはずで、「カタログが見たい」という人を来店(=商談)につなげるためのきっかけに位置づけているケースも少なからずあると思います。
そこで、あえて公式サイトではなくAmazonの電子書籍ストアで電子カタログを配信することは、わりと思い切った決断ではないかと考えられます。その狙いは何だと思いますでしょうか?

日産のクルマに興味がないKindleユーザーにも、クルマのもつ世界観に触れてもらいたいという狙いがあるのかも知れませんし、普段からKindleでビジネス書などを熱心に読んでいる層にリーチしたいという意図も考えられそうですね。

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筆者も、あるディーラーにいって立派なカタログをもらってきたことがありましたが、こうしたカタログは商談をじっくり行ったあとに、帰りに持たせてもらえるもの、といった印象が強かったです。

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スマートフォンなどで気軽に立派なカタログが手に入るという日産自動車さんの取り組みは、キャンペーン終了後も継続していく方向だそうです。こうした動きが他のメーカーにも、広がるのかどうか、注目したいところです。


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佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。トマトが好物。IT、Web、デザイン、アート、映像などクリエイティブ関連の記事や企業のコンテンツなど、文字を書く仕事を中心に、色々やらせていただいております。

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