Googleアナリティクスの「イベント」で計測される値とその解析方法について説明します。
- 01.解析のために必要な事前準備【必須】
- 01-1.ページビュー用の設定
- 01-2.各種イベント用の設定
- 02.確認方法
- 02-1.ページビューの確認方法[簡易版]
- 02-2.ページビューの確認方法[詳細版]
ページズーム・・・・・page_zoom:ページズームが何回行われたか
リンククリック・・・・link_click:リンククリックが何回行われたか
キーワード検索・・・・keyword_search:キーワード検索が何回行われたか
PDFダウンロード・・・page_download:PDFダウンロードが何回行われたか
印刷・・・・・・・・・page_print:印刷が何回行われたか
以下が未設定の場合、URLへの初回アクセスはカウントされますが、ページめくりがカウントされません。
※本内容は2023年3月8日現在の内容となります。Googleアナリティクス側の仕様変更により文言等が変更になっている可能性がありますのでご注意ください。
01-1.ページビュー用の設定
ブックのページめくりをページビューとしてGA4で解析するために、事前に下記の準備が必要となります。
- Googleアナリティクスを開き、左下メニューから「管理」→「データストリーム」を選択します。
- 「Google タグ」メニュー内の「タグ設定を行う」を選択します。
- 「Google タグ」メニュー内のID付近を選択します。
- 「追加の設定」メニュー内の「ページ上の設定の重複インスタンスを無視します(推奨)」のチェックをオフにし、保存します。
※この項目は本来、設定ミス等によるページビューの重複計測を防止するためにチェックをONにすることが推奨されています。
ebook5以外のオフィシャルサイト等の別サイトで同じデータストリームを使用している場合、別サイトでの計測に影響を及ぼす可能性がありますのでご留意ください。
01-2.各種イベント用の設定
ページビュー以外のGA4のイベント詳細を解析するために、事前に下記の準備が必要となります。
※設定後に計測されたデータのみ解析することが可能となります。
設定をする前の計測データを遡って解析することはできませんのでご注意ください。
- Googleアナリティクスを開き、左下メニューから「管理」→「カスタム定義」→「カスタムディメンションを作成」を選択します。
以下の表を参照の上、4つのカスタムディメンションを作成してください。ディメンション名 範囲 イベント パラメータ eb5_book_title イベント eb5_book_title eb5_book_path イベント eb5_book_path eb5_dimension イベント eb5_dimension eb5_page_no イベント eb5_page_no
次にデータ探索を作成します。
-
GA4の左側メニューから「探索」→「空白」を選択します。
- 「変数」列の「データ探索名」に「ebook5イベント解析」等の判別しやすい名称を付けます。
-
「変数」列の「ディメンション」右の「+」をクリックし、「イベント」カテゴリ内の「イベント名」、「カスタム」カテゴリ内の「eb5_book_path」、「eb5_book_title」、「eb5_dimension」、「eb5_page_no」を選択し、インポートします。
※カスタムに「eb5_」から始まる4つが存在しない場合は、カスタムディメンションの設定を見直してください。
設定済みにも関わらず存在しない場合は、画面を再読み込みしてください。 -
「タブの設定」列の「行」に上記で追加した5つのディメンションを選択して追加します。
「タブの設定」列の「ネストされた行」で「Yes」を選択します。
「表示する行数」は必要に応じて増やしてください。 -
「変数」列の「指標」右の「+」をクリックし、「イベント」カテゴリ内の「イベント数」を選択し、インポートします。
-
「タブの設定」列の「値」に上記で追加した「イベント数」を選択して追加します。
-
「タブの設定」列の「フィルタ」から「イベント名」を選択します。
マッチタイプで「次と完全一致」を選択します。
式欄に解析したいebook5独自のイベント名を1つ入力します。イベント名 式に入力する値 ページズーム eb5_page_zoom リンククリック eb5_link_click キーワード検索 eb5_keyword_search PDFダウンロード eb5_page_download 印刷 eb5_page_print -
解析する期間を変更したい場合は、「データ探索名」下部の日付文字列をクリックして変更します。
他にも「セグメント」で条件を指定することで、PCやモバイルといったデバイスごとの数値を解析することが可能です。
測定データの確認方法は以下をご参照ください。
02-1.ページビューの確認方法[簡易版]
※Googleアナリティクスの仕様上、全ての計測データが表示されない可能性があります。
その場合は、詳細版をお試しください。
-
Googleアナリティクスを開き、左側メニューから「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」を選択します。
- 「ページパスとスクリーンクラス」を選択後、右にある「+」から「ページ/スクリーン▶」「ランディングページ+クエリ文字列」を選択することで、「/アカウント名/ブック名/?page=X(ページ番号)」の形でページビューをご確認いただけます。
02-2.ページビューの確認方法[詳細版]
-
GA4の左側メニューから「探索」→「空白」を選択します。
- 「変数」列の「データ探索名」に「ebook5ページビュー解析」等の判別しやすい名称を付けます。
-
「変数」列の「ディメンション」右の「+」をクリックし、「ページ / スクリーン」カテゴリ内の「ページタイトル」、「ページパスとスクリーンクラス」、「ページパス+クエリ文字列」を選択し、インポートします。
-
「タブの設定」列の「行」に上記で追加した3つのディメンションを
1.「ページパスとスクリーンクラス」
2.「ページタイトル」
3.「ページパス+クエリ文字列」
の順番になるよう選択して追加します。
「タブの設定」列の「ネストされた行」で「Yes」を選択します。
「表示する行数」は必要に応じて増やしてください。 -
「変数」列の「指標」右の「+」をクリックし、「ページ / スクリーン」カテゴリ内の「表示回数」を選択し、インポートします。
-
「タブの設定」列の「値」に上記で追加した「表示回数」を選択して追加します。
-
解析する期間を変更したい場合は、「データ探索名」下部の日付文字列をクリックして変更します。
他にも「セグメント」で条件を指定することで、PCやモバイルといったデバイスごとの数値を解析することが可能です。