国産ワインの味とデザインを楽しめる!勝沼ワイナリーをめぐるツアー
- 58929
- views
ようやく秋らしくなってきた今日このごろ。秋の味覚を引き立てるワインの産地・勝沼を訪れて、味もデザインも楽しむツアーをご紹介したいと思います。
山梨県の代表的なワイン産地である勝沼には30以上のワイン醸造所があり、その多くが一般の方の見学や試飲を受け入れています。
生産者の方と直接お話をしながら、ワインを味わうことができるのです。
実は、全員ワイン好きなインスピblogブログチーム。9月下旬の休日に、勝沼のワイナリーをめぐるツアーにいってきました。
勝沼までは、東京からJRで約2時間、勝沼ぶどう郷が最寄り駅です。
まずは、駅の案内所で地図をもらって、ワイナリーを何軒か訪ねることにします。
まず1軒目に訪れたのは、小さな建物のデザインが可愛らしい「シャトージュン」。アパレルブランド「JUN MEN」などを展開する株式会社JUNのグループ企業です。
中に入ると試飲カウンターがあり、ワインを試飲させてくれます。
国産のぶどう品種である「甲州」を使った白ワインはキリッとした酸味と後味で、和食にも合いそうです。セミヨン種の白ワイン(左)はより厚みのある味わいで飲みごたえがあります。
こちらは、山梨県立美術館に所蔵のミレーの作品を『ポリール・V・オノの肖像』をそのままラベルにしたワイン。
ワインラベルは生産者とデザイナーが一緒に作り出した作品といえます。試飲を楽しみながら、いろんなワインラベルのデザインを見て回るのも楽しいですね。
「アパレル企業がなぜワイン生産を?」との質問に、
「生活にかかわるあらゆるもの全てがファッションだ」という考え方で、ジャンルをこえて幅広い事業を展開しているとのこと。
一同、感銘を受けながらワインを味わいました。
次は、ぶどう棚に囲まれた風格ある建物の「原茂ワイン」へ。
試飲コーナーもおしゃれですが、ぶどう棚の下のカフェも素敵な雰囲気です。
甲州種のぶどうをシュールリー製法で辛口に仕上げたという「ハラモヴィンテージ甲州 シュールリー」。発酵による炭酸ガスが含まれていて爽やかな味わいで、後味もすっきり。
ぶどうのみずみずしさが伝わるラベルデザインですね。
木漏れ日の下でワインを味わうのはとっても幸せです(笑)
続いて、中央葡萄酒が運営する「グレイスワイン」へ。
こちらの試飲コーナーでは、無料のものから1杯200円のものまで、さまざまなワインを試飲できます。
その味もさることながら、ラベルのデザインが素晴らしいです。
スペースを生かしたレイアウトに、シンプルなタイポグラフィーが目を引きます。
こちらは甲州種のワインですが、筆文字になるとより強い印象に。中央葡萄酒さんは原料のぶどうからワインづくりにこだわっているメーカーですが、デザインにも妥協のない姿勢が伝わってきますね。
勝沼では、ワイナリーだけでなく、ぶどうの観光直売所もたくさんあります。採れたてのぶどうを食べるのもツアーの楽しみのひとつです。
その直売所で見つけたこれ、何だか
分かりますか?
直売所の方の話によると、収穫したぶどうを地元のワイン工場に渡して作ってもらった、自家用ワインだそうです。
特別に味見させていただきましたが、甘みが少なく、ウイスキーのような大人の味わい。地元の生産者たちの生活を窺い知れるひとときでした。
他にも、勝沼醸造さんの展示室では、ワイン樽やグラス作品を見学可能。知識やうんちくも深めることができます。
シャトーメルシャンの試飲コーナーには広大な庭があり、山々の景色を眺めながら優雅にワインや軽食を楽しむことができます。
美味しいだけでなく、心も体もリフレッシュできるワイナリーツアー。
普段からワインが好きでよく飲む方には、たまらない企画だと思います。ぜひ足を伸ばして行ってみてはいかがでしょう?
作る人を応援するブログのインスピはクラウド型電子カタログサービスebook5を開発する株式会社ルーラーが運営しています
Cookie等情報の送信と利用目的について