失敗しない!黒板アートでウエルカムボードを作る方法
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結婚式会場のエントランスを飾るウエルカムボードは、ゲストを出迎える「顔」となる大切なアイテムなので、デザインにこだわりたい新郎新婦も多いと思います。今回は、黒板アート風のウエルカムボードを失敗しないで作る方法をご紹介したいと思います。
今回作るウエルカムボードのイメージはこんな感じ。
(出典:https://jp.pinterest.com/pin/394557617326380141/)
海外のカフェの立て看板のように、手描きの味わいを感じさせつつ、クオリティの高い黒板アートを目指したいと思います。下絵なしでいきなりチョークで描くのは不安が伴いますが、これからご紹介する方法なら、PCでデザインした絵柄をもとに、黒板アート風に仕上げることができます。
今回の作例では、ハンドメイドのスタンド付黒板ボードを用意しましたが、ホームセンターなどでボードを購入しても良いでしょう。
ここではAdobe Illustratorを使っていますが、WordやPowerpointなどでも良いと思います。パソコンに入っているフォントから、自分がきれいだと思う欧文フォントを選んでレイアウトします。上と下にある複雑な文様は、一から作ると手間がかかりますが、ストックフォトなどでカット素材を入手するなどして、作業効率を上げることができます。
数パターンのデザインを作って見比べてみました。最終的なデザインが決まったら、黒板ボードに線画を転写していきます。
拡大印刷あるいは複数に分けて印刷するなどして、ボードのサイズと出力のサイズを合わせます。
転写には、A4サイズのカーボン紙を使います。
(使用した製品)
サンノート カーボン紙片面筆記用 62 4枚 黒 (Amazon)
カーボン紙をボード面に敷き、その上に出力紙を重ねて、デザインの輪郭線に沿って鉛筆を動かしていきます。根気の要る作業ですが、ここをしっかりやっておくと、仕上がりが美しくなります。
ボード面にデザインを転写できました。あとは、線に沿ってチョークで塗っていくだけ…なのですが、
実際にチョークで塗ってみると、細かい部分がうまく塗れない上に、かなり時間がかかることがわかりました。
何かいい画材はないかな、と画材店に探しにいったら、ありました。
uniの「ブラックボードポスカ」です。
黒板にも書けて、ある程度の防水性もあるホワイトマーカーで、失敗したら濡れ布巾で消すこともできるそうです。
(使用した製品)
三菱鉛筆 ブラックボードポスカ 白 PCE2005M1P.1 (Amazon)
これを使って塗ってみると、とても描きやすくて、どんどん作業が進みます。
絵柄はコンピュータを使って描いたものですが、ホワイトインクのにじみ具合いやムラが出ることで、ハンドメイドのぬくもりや味わいが表現できます。
完成したウエルカムボード。頭に造花をくっつけてデコレーションしました。だいたい当初のイメージ通りになったかな?
実際の結婚式会場入り口に置いたときの様子です。
満足のいく仕上がりになってひと安心。ゲストの皆さんからも好評でした。
今回の作例は、実際に自分のパートナーと一緒に作ったものです(おかげさまで、この3月に結婚いたしました)。今回の方法は、根気は要りますが、失敗しにくいのが利点です。こうした黒板アート風のウエルカムボードを作りたい方は、ぜひチャレンジしてみて下さいね。
※2016年10月7日追記:
記事中で製作に使用した文具の情報を追加しました。
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