LINEスタンプのキャラクターを効果的に作成するコツ(下)
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こんにちは。今回は、LINEスタンプのデザインのコツについて解説した先日の記事の続きです。作成したキャラクターのデザインをさらにブラッシュアップするポイントについてご紹介したいと思います。
4. 感情表現はオーバー気味に
まず、キャラクターの基本デザインができたら、さまざまな活動や表情などでバリエーションを作っていくことになります。
その際、なるべく感情表現をオーバー気味にするのがおすすめ。スマートフォンの画面で表示される時のサイズはかなり小さいので、オーバー気味な表現で丁度良いくらいです。
可愛いもの、美味しそうなものを目の前にした時のような、ラブリーな表情。目が大きなハート形になり、中はキラキラがいっぱい。コテコテな表現ですが、これならひと目で、そうした感情が伝わりますね。
逆に、落ち込んだときはとことん落ち込む。やつれて別人に見えるくらいの変わりようですが、ちょっと笑いを誘うくらいに大げさな方が、愛着を感じさせます。
スタンプはあくまで、ユーザーが自分の感情や思いを伝えるための表現ツール。伝えたいことが伝わるスタンプであるためには、「わかりやすさ」が大切になるというわけです。
5. 装飾を加えて、さらに豊かな感情を表現
先ほどの例にも見られますが、周りの装飾や背景などをプラスすることで、キャラクターの感情表現はより豊かになります。
ラブリーな表情のスタンプに、さらにキラキラ効果をプラスしてみました。エモーションがさらに強調されていますね。
こちらは前回の記事でご紹介した作例。キラキラをプラスすることで、「いいね!」の気持ちがさらに高められています。ギャグマンガ風にするか、あるいは少女漫画風な装飾にするといった方法で、さらに雰囲気を演出できそうですね。
6. 少しだけ立体感をつけると、存在感が立つ
いよいよ最後の仕上げ。キャラクターに光沢や影をつけていきます。
先ほどの作例に光沢と影をつけた状態。立体感が出ることでキャラクターの存在感が際立ち、ユーザーとってより身近に感じてもらうことができます。
別の作例にも光沢と影をつけてみましょう。
これが加工前の状態。
加工後の状態。光と影を控えめにつけるだけでも、そこにキャラクターが立っているかのような存在感が出せます。ぜひ試してみて下さい。
こうして、5つのデザインができました。LINEスタンプは1セットで40個つくらないといけないので、まだまだ先は長いですが、今回ご紹介したようなデザインのポイントを押さえた上で工程を整理すれば、効率的に作業することも可能と思います。
2回にわたってお届けしたスタンプデザインのコツ、いかがでしたでしょうか?
当ブログの解説以外にも、参考になるサイトをご紹介しておきます。
ぜひ、作品づくりに役立てていただければと思います!
・【簡単!】かわいいキャラクターイラストの描き方【かわいいの黄金比】
・商業用キャライラストを一ヶ月にたくさん描く時の効率的な描き方
また、検索などでこの記事を先に読んでいただいた方は、「LINEスタンプのキャラクターを効果的に作成するコツ(上)」も読んでいただけますと嬉しいです。
※今回ご紹介した作例の著作権は、55Vintageworksに帰属します。商用・個人問わず、ご利用になりたい場合は、まずWebサイトからお問い合わせただけますと幸いです。
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