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ビジネスや活動を自分で発信する方にこそ使ってほしいアプリ「Spark Post」

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普段からSNSやブログで自分のビジネスや活動を自分で発信されている方にとって、日々のコンテンツづくりは時間と労力がかかるもの。一瞬で人の目を引くアイキャッチ画像を簡単かつ魅力的に作ることのできるiPhoneアプリ「Adobe Spark Post」がアドビから提供されています。誰もが自分の活動を発信するのに役立つツールですので、使い方をご紹介したいと思います。


Adobe Spark Post」は、アドビが無料で提供しているiPhoneアプリ(2017年12月現在、Android 向けにもリリースを予定)。アドビへの会員登録をすることで誰でも利用できます。

その名の通り、「投稿(post)」に特化したアプリで、ブログやSNSなどでユーザーの関心を引き寄せるアイキャッチ画像を簡単に作成できるのが特徴です。

アイキャッチ画像とは、Webメディアやブログ、SNSなどの投稿で一番最初にユーザーの目に入ってくる画像のこと。SNSでシェアされた場合、他のユーザーは投稿のテキスト内容よりもこのアイキャッチ画像を最初に見るケースが多いので、ユーザーの心を引きつけるアイキャッチ画像はとても重要なのです。

テンプレートを使った簡単操作でブログ・SNSに直接投稿


Spark Postでアイキャッチ画像を素早く作るには、テンプレートを使うのがおすすめです。ほとんどが海外のテイストですが、種類もさまざまで洗練されたデザインになっています。
例えば…


冬のセールの告知にぴったりのテンプレート。
こうしたテンプレートを先に選んで、画像枠に商品写真を当てはめていくだけで、簡単に見栄えの良いセール告知画像が作成できます。


写真枠を選んで上部の画像アイコンをタップすることで、iPhone内の写真をはじめ、各種クラウドサービスから写真素材を配置できます。それぞれの写真の位置を入れ替えたり、フレームのサイズを調整したり、写真にフィルターをかけたりと、ある程度のカスタマイズも可能です。


たった5分程度の作業で、子供服ショップのSNSなどで使えそうなアイキャッチ画像ができました。


完成したアイキャッチ画像は、端末に画像として保存するだけでなく、アプリから直接FacebookやInstagramなどのSNSに投稿することもできます。特にSNSの場合は、簡単なテキストなども一緒に投稿して素早く情報発信ができます。


そして、この記事のアイキャッチ画像も、Spark Postアプリで作っています。
写真と文字を入れた後でレイアウトのテンプレートを変更しても、デザインだけが差し替わって内容が維持されるので、いろんなテンプレートを試すことができます。

全体の配色も、あらかじめ用意された配色セットをタップするだけで差し替えができ、色の配置などをカスタマイズできます。

このアプリ、ほとんど全ての操作が片手でできるように作られていて、iPhoneだけでクオリティの高いアイキャッチ画像を作ってすぐにシェアできるのは嬉しいですね。特に飲食店や美容室、ショップなど、営業中の時間はじっくりPCに向かって作業できない仕事をしている方はとても重宝するのではないでしょうか?

各種SNS向けのフォーマットがあらかじめ揃う

また、Spark postでは、アイキャッチ画像のサイズを選んで一から作成することもできます。


各種SNSの仕様に合わせた投稿用のサイズがあらかじめ用意されています。投稿だけでなく、Facebookページやなどのバナー画像、さまざまなメディアの縦横比・サイズのフォーマットが揃っています。
完成した画像は投稿したいSNSに最適化されているので、サイズ調整をすることなくそのまま公開でき、作業のスピードアップに効果的です。

試しに、スマートフォン内にある写真を使って、写真展を告知するアイキャッチ画像を作ってみることにします。


まず最初に初期画面下部の+(プラス)マークをタップ。[Photo Library]から写真を複数選択すると、自動的にコラージュのようにレイアウトされます。
(この次に、画像のサイズ・縦横比を選択します)


記事タイトルやキャッチフレーズなどのテキストを新規に配置することも可能です。
最初に文字をタイプしてレイアウトに載せてから、サイズや位置、フォントなどを調整していきます。
選べるフォントは欧文フォントばかりで、日本語のフォントは選択肢が少なく、ゴシック系・明朝系の数種類といったところなので、シンプルなレイアウトにまとめた方が良いでしょう。


写真の上に文字を載せる場合、文字色や写真の絵柄によってはテキストが見えにくなる場合があります。そんな時は、[Shape]機能でテキストの背後にアミを敷くと見やすなります。この[Shape]も、さまざまなデザインのものが選べますので、いろいろタップして試してみて下さい。


ほとんど日本語でレイアウトしましたが、簡単にアイキャッチ画像を仕上げることができました。このような写真展や展示会の告知を作る場合、作品画像を普段からiPhoneで保存しておけばあっという間に告知用の画像を作ることができますね。

使えそうなテンプレートをあらかじめ探しておくと便利

一つの業種・活動分野でも、日々発信していく内容は実にさまざまです。年始のあいさつから新製品情報、イベントの告知、休業のお知らせ、求人の告知など、いろんなケースを想像しながら自分にとって使いやすそうなテンプレートを探してまとめておくのが良いでしょう。

そうすることで、投稿の度に「どのテンプレートがいいかな…」と探す時間と手間を減らすことができ、結果的に作業の効率化につながるわけです。

イベント告知


ワークショップのイベント告知。ハンドメイド・DIY・料理・お菓子…といった内容にぴったりのデザインテイストです。このように、目的に近いデザインのテンプレートを使うと、配色やデザインの雰囲気もそのまま利用できるので、最小限の修正で画像をアップできます。

音楽イベント


音楽イベントの告知に使えそうなテンプレート。その雰囲気から、ジャズやアコースティック楽器、弾き語りなどの内容に合いそうです。音楽関連のテンプレートは他にも、クラブイベント風、ロックコンサート風などさまざまなものがあります。

ヨガ教室


ヨガ教室の案内やイベント告知では、しなやかなヨガのポーズの写真を入れて、「自分もやってみたいなぁ…」と思わせるのがポイント。このテンプレートは、そんな風に身体全体の写真を見せるのに適したレイアウトになっています。

ポップアップショップ


白い背景の写真と白い背景の見出しがつながっているように見えるデザイン。
特に女性が好みそうなく明るくかわいらしい雰囲気を演出しています。
写真を差し替えて使う場合、背景が暗いと見出し部分との境界が目立ってしまいます。そういう場合は、写真の明るさを少しプラスして、見出し部分との明暗差を少なくしてあげると良いでしょう。

ピザパーティー


飲食店の季節メニューやイベントの告知にも、個人のパーティー告知にも使えるテンプレート。文字を入れるスペースを大きく取っているので情報を入れやすいですね。
写真の部分には、テンプレートに元から入っている写真のように、料理を大きく(はみ出るくらい)配置すると、人の目にとまりやすいと思います。

プレイリストのイメージ写真


まるでレコードジャケットのような、良い雰囲気のアイキャッチ画像です。テンプレートは、プレイリストのイメージ写真を想定していますが、テキスト部分を書き換えることで、ブログ記事のタイトルやイベント告知など、さまざまな用途に使えそうです。

マラソンイベントのエントリー募集


市民マラソンなどのスポーツイベントの多くは、数ヶ月前からエントリー受付を始めるため、早い時期から告知を出す必要があります。こうしたイベントに興味がある人を「その気にさせる」ためにも、写真と見出しでつくるアイキャッチは有効ですね。

以上ご紹介したように、Spark Postはデザイナーでなくても自分の活動やビジネスを自分で発信したい、という方にこそ使ってほしいアプリです。ユーザーが興味を持ってくれるアイキャッチづくりに、ぜひいろんなアイデアを試して下さいね。

【追記:2022年3月3日 編集部】
注:本記事中のAdobe Sparkは、現在はAdobe CREATIVE CLOUD EXPRESS (Creative Cloud Express) に改称されています。
https://www.adobe.com/jp/express/


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佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
http://lamp-creative.com/

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