冷え性に効くだけじゃない!?「白湯」の習慣と裏ワザは健康・美容に効果大
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白湯と聞いてどの様なイメージが湧きますか?「体が温まるだけ」「ご年配の方の飲み物」って思っている方も多いのではないでしょうか?
実は、白湯の作り方や飲み方をちょっと工夫するだけで、健康にも美容にも優れた飲み物にバージョンアップできるんです。白湯を効果的に飲むと代謝が良くなり痩せやすくなるのも嬉しいところ。飲み物を変えるだけで簡単に美容効果が得られる方法があるなら試してみたいって思いませんか?
今回は白湯の効果的な飲み方や作り方、そして健康・美容の効果をさらに高める裏ワザもご紹介します。
© Jacob Lund – Fotolia.com https://jp.fotolia.com/id/184186841
そもそも白湯とは? どんな効果があるの?
白湯とは、その名前のとおり、水を沸かしてお湯にしたものです。暖かい飲み物を飲むと体が温まりますが、白湯の作り方や飲むタイミングなどを工夫することで体への嬉しい効果が格段に高まりますし、美容の効果も期待できます。
筆者は白湯を初めて飲んだ時、乾いた体にすぐに染み込んで胃腸が温まり、気持ち良いという感覚がありました。とても美味しく飲むことができたので、それ以来毎日の習慣になっています。
もし、最初は「慣れないな」と思った方も「続けていくうちに美味しく感じるようになり癖になる!」という声も多くあります。やかんとお水があれば気軽に作れるので、ぜひ一度試してみて下さい。
身体を内側から温めることでさまざまな効果が
白湯の効果のポイントは、「身体を内側から温めること」。胃腸や内蔵から温めることで体内のさまざまな働きが活発になり、健康と美容に効果をもたらしてくれるのです。
白湯の嬉しい効果とは…
(1)老廃物・毒素を排出し美肌効果も
体や内臓が温まり代謝が活発になることで消化不良を防ぎ、利尿作用が高まって老廃物などが体から排出されやすくなります。こうしたデトックスは美肌にも効果が期待できますよ。
(2)全身の血流が良くなる
白湯は女性のお悩みの中で多く挙げられる冷え性の改善にも有効です。内臓から温まって基礎体温が上昇し、全身の血流が良くなるためで、冬はもちろんですがエアコンの効き過ぎに悩む夏場でも効果が期待できます。
また、体が温まり血流が良くなることで、リンパの流れも良くなり、顔や足のむくみの改善にも効果が期待できます。
(3)便秘の改善に役立つ
ダイエット中の方は特に気になる便秘。お通じの具合が悪いとボトムスのウエストがキツくなったり、お肌が荒れたりとお悩みが増えますよね。
白湯で体が温まり胃腸の調子が良くなると、生理機能のバランスが整い、便秘の主な原因といわれる体の冷えやストレス、睡眠の質の低下を改善することができるのです。
(4)太りにくくなる
女性の場合、体内のさまざまなバランスが崩れている時に体が太ってしまう傾向があります。白湯で身体を温めて体調を整えてあげると、それだけでも太りにくい体質になりますし、体温が上がって基礎代謝がアップし、体脂肪を減らす効果が期待できます。
また、白湯を持ち歩いて気分転換のタイミングでこまめに飲むことで、間食を減らすのにも効果を発揮します。
筆者自身、白湯を毎日飲むようになってからは、もともと食べるのが好きな割には太りづらいと感じています。また、身体の調子が整うことで、以前よりもマイナスの感情が生まれにくくなりました。心身ともに健康でいるための秘訣だなと思って続けています。
【実践編】効果的な白湯の作り方・飲み方をご紹介!
まさに「魔法の飲み物」とも言える白湯ですが、効果的に飲むためにちょっとしたコツがあります。
そんな効果的な白湯の作り方や飲み方、そして裏ワザもお伝えしていきますね。
●白湯の作り方
【しっかりと身体に効く白湯の作り方】
1. やかんに水を入れフタをする。水は蒸発するので飲む量よりも多めに入れる。
2. 換気扇をつける。
3. やかんを火にかけ沸騰させる。
4. 沸騰したらやかんのフタを取り、10~15分沸騰させ続ける。
5. 湧いたお湯を冷ます。
これで、理想的な飲み物「白湯」の完成です。
これは、世界三大医学の一つで、世界最古の伝統医学とも言われる「アーユルヴェーダ」の考え方では、「水」の性質に「火」のパワーを入れ、「風」の要素を加える、バランスの取れた白湯の作り方とされている方法です。
また、長時間沸騰させる事で不純物を飛ばす上に、美味しくなるのも嬉しいですね。
※白湯を作るときにかなりの量の水が蒸発します。空焚きに注意してください。また、やかんを火にかけている間はその場を離れないよう、「火の用心」を心がけて下さいね。
●理想的な飲み方は「少し冷ましてからすするように」
カップに注いだ白湯は少し冷ましてから飲みます。一般的には60度ぐらいと言われていますが、身体の冷えが気になる方は70~80度ぐらいがオススメです。
室温23度ぐらいの部屋で筆者が計ってみたところ、2分で80℃、7分で70℃、14分で60℃でした。コップの厚さなどの条件によっても誤差があるかと思いますがご参考になさってください。
一度に飲む量は約150mL~200ml。感覚としてはフーフーしながら少しずつすすって飲んでいく感じです。一気に飲まずに10分ぐらいかけてゆっくり飲むと良いでしょう。
●どの時間帯で飲むのがいいの?
飲むタイミングで一番オススメは朝です。朝の空腹時に飲むことで1日のスタートを体に知らせ、冷えている内臓を温めて代謝が上がります。
白湯を飲んだ後、30分以上経ってから朝食を召し上がると消化力がアップするのでぜひ実践してみてください。
また、食事と一緒に飲むのもオススメです。ごはんやおかずを食べたら白湯をひと口すする、といった食事のとり方をすると、消化力がアップして老廃物を排出する力も高まります。
寝る前の白湯も、体温が上がって基礎代謝が高まり、ダイエット効果が期待できます。
1日に何回も飲むのは大変!という方は、まず一番取り入れやすく効果が高く感じられる「朝の白湯」から始めてくださいね。
●美味しいと感じても、飲み過ぎにご注意!
白湯の味に慣れてくると美味しくてついつい飲み過ぎてしまうことがあるかもしれませんが、余分な水分が身体に溜まってむくみの原因になる可能性も。白湯の飲み過ぎは「体に必要な栄養素まで流してしまって逆効果」との声もあります。1日700~800mLを目安に調整すると良いでしょう。
また、一度作った白湯を温め直して飲むのはオススメできません。アーユルヴェーダ的な観点で見たときに、せっかく出来上がった白湯の効果的なバランスが崩れてしまうからです。
また、1日に何度も作るのは大変なので、ある程度まとめて作り保温ジャーや保温水筒に入れておくと便利です。朝の白湯と一緒にお昼の分まで作り、保温水筒に入れて置いてお昼にオフィスなどで飲むと便利です。このようになるべくラクをして簡単に日常に取り入れてゆきましょう。
さらに健康な身体になる裏ワザも!
裏ワザ(1) 鉄分を摂る
鉄瓶でお湯を沸かすと、鉄分も摂れるバージョンアップになります。女性が不足しがちだと言われる鉄分は、貧血の改善や肌のくすみ・シミ対策など、美容においても嬉しい効果がありますよ。
しかし、鉄瓶はなかなかお値段が張るお買い物。そこで見つけたのが卵みたいな型をした鉄、「鉄玉子」というものです。
こんな感じのものです→ 及源 南部鉄器 ザ・鉄玉子 (Amazon.co.jp)
1,000円ぐらいで手に入るのも魅力的です。
これを水と一緒にやかんに入れて白湯を作ると、鉄瓶で沸かしたように鉄分が摂れるのです。形もいろいろあるようですのでお好みのものを探すのも楽しいですね。筆者は南部鉄製のものを使っています。ちなみに鉄卵を取り出すときには火傷に気をつけてくださいね。
裏ワザ(2) ダイエット効果を上げる
飲むタイミングを工夫することでダイエット効果を上げることができます。
食後10分経過した後、20分ほど散歩をしてから100ccほどの白湯を飲むことで、さらに消化が活発になり、脂肪や毒素もたまりにくくなります。
ハードなエクササイズは苦手という方にも、ちょっと散歩の時間を作るだけで効果的なダイエットを行えそうですね。簡単にできるので興味のある方はぜひお試しください。
今回は白湯のさまざまな効果やオススメの飲み方などについてご紹介しました。こんなに簡単な方法で良い効果が得られるなら、すぐに始めてみたい!と思った方も多いのではないでしょうか?
まずは気軽に少しずつ生活に取り入れていって、体の中から美しく健やかな毎日を送ってゆきましょう。
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