戦前から今も続く、レトロパッケージが可愛い資生堂のロングセラー商品たち。
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いつも使っていた化粧品がなくなってしまったのでふと立ち寄ったドラッグストアで、棚の下の方でひっそりと置いてあったドルックスの化粧品ラインナップ。
何故、目を留めたのかというと、今は亡き祖母がよく使っていたのを思い出したからーー。そのレトロなデザインはしっかりと記憶の中にあり、よく見ると今でもとても上品で素敵なデザインでした。
今回はそんな資生堂のレトロパッケージが可愛いロングセラー商品についてご紹介していきます。
トップ画像クレジット:
© kim – Fotolia.com
https://jp.fotolia.com/id/88599966
私の祖母は90を過ぎていても、眠いときでもしっかりと念入りにお手入れをするお洒落な人でした。そんな祖母が愛用していたのが資生堂のドルックスでした。1932年(昭和7年)に最高峰ブランド化粧品として誕生し、デザイナーの山名文夫氏により、西欧のデザインを取り入れ独自の唐草模様でデザインされたもの。戦時体制の中、一度生産が中止となったが、1951年に発売が再開。
そして今でも続くロングセラー商品です。
揃えやすい手頃な値段でパッケージもレトロで可愛いことからネットで昭和コスメとしてじわじわとブームが来ているようです。
(出典:http://www.shiseido.co.jp/sw/products/SWFG070310.seam?brnd_cd=60&online_shohin_ctlg_kbn=2)
私も祖母が愛用していたドルックス クレンジングクリームNを買って使ってみましたが、長年愛されているだけあり、使用感は良かったと思います。少し昔の香りがしますがそれもなんだかレトロでいい感じです。
CHIFFONETTE
他にも”RETRO MIX”スタイルとして資生堂が展開しているシフォネットも気になります。
パッケージデザイナーは杉浦俊作氏。愛する妻に気に入ってもらえるものをとしてデザインされたパッケージは印象的なグリーンのケースとアフリカンファッションにインスパイアされたパターンのデザインで発売当時から今も変わらず多くの人に愛されています。
(出典:http://www.shiseido.co.jp/chiffonette/style/)
オイデルミン(EUDERMINE)
資生堂の最初の化粧品として1897年に誕生したオイデルミン。「資生堂の赤い水」と呼ばれて好まれ、ふきとり用化粧水として愛されてきました。デザイナーはフランス人のセルジュ・ルタンス氏。デザインから宣伝まで一括で手がけ、当時業界では大きな話題を呼んだそうです。
(出典:http://www.projectvanity.com/projectvanity/2013/6/24/shiseido-week-lets-start-with-trivia.html)
(出典:http://www.shiseido.co.jp/sw/products/SWFG070410.seam?shohin_pl_c_cd=101601)
今でもそのアンティークなレトロ可愛いパッケージがinstagramなどで話題になり、1本540円という価格からも手にする人が増えているみたいです。
戦前から女性の化粧台に置かれてきて、しっかりと根強くそして新たな女性にもファンを作り、同じように化粧台に並ぶ。
なんだかそういうのっていいなぁと思います。いつまでもキレイにしていた祖母を想いだしながら、その姿を見習わなくてはと背筋が伸びる思いです。
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