購入前におすすめ!レンタカーで輸入車のUIデザインを体験
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あこがれの輸入車を購入したいけれど、実際に長く乗った場合の使い勝手や細部のデザインなどをじっくり体験するのは難しいですね。そんな時、輸入車を取り扱うレンタカーサービスを利用するのをおすすめします。
もちろん、輸入車を扱うディーラーでも試乗はできますが、お店の近くをゆっくり走る程度で、あとは見積や商談に時間をかける、といったケースがほとんどではないでしょうか。もし、レンタカーとして1日借りきって走ることができれば、細かいところのユーザーインターフェース(UI)の違いや、さまざまなシーンでの走行性能、外装・内装のデザインの魅力などを吟味することができるはずです。
輸入車を利用できるレンタカーサービスはさまざまですが、今回は代表的な「タイムズカーレンタル」を利用してみましょう。
(出典:http://rental.timescar.jp/)
無料の会員登録を済ませると、Webサイトからレンタカーの予約が可能になります。利用予定の日時や店舗など、さまざまな方法で検索できるのですが、今回の目的で一番てっとり早いのは、車種で検索する「クルマ検索」です。
(出典:http://rental.timescar.jp/price/carsearch.html)
まず自動車のタイプを選んで絞り込んでいくのですが、プレミアムなスポーツカーや輸入車はだいたい「スポーティ」カテゴリにあります。
(出典:http://rental.timescar.jp/price/carsearch.html)
マツダ・ロードスターやRX-8をはじめ、BMW、MINI、アウディ、フォルクスワーゲンなど、人気の輸入車がラインナップされています。
(出典:http://rental.timescar.jp/price/carsearch.html)
女性やファミリー層などにも人気のMINI Cooperを選んでみたところ、関東地方では東京・横浜の店舗で利用できるようです。
そこで今回は、横浜山下町のお店でMINI Cooperを10時間借りることにしました。お値段は約1万9000円(2015年4月から価格改定を行うそうですので、4月以降は価格が異なる可能性があります)。レンタカーにしてはちょっと高めですが、数百万の買い物を吟味するうえでは、納得のいく出費かも知れませんし、ちょっと贅沢なクルマでドライブをするのは楽しみでもあります。
こちらが今回レンタルしたMINI Cooper。カラーはシャンパンゴールド(?)といった感じです。MINIがBMWのブランドになってから第2世代の形式で、今も街でたくさん見かけるモデルですね。長年愛され続けてきたローバーミニのデザインをモチーフにしつつ、車体サイズは実用レベルにまで大きくなりました。フロントの丸目ライトに愛嬌があって、コンパクトカーとしては個性的なデザインです。
リアのデザインはこんな感じです。さっそく、MINIの操作系の使い勝手を走りながらチェックしてみましょう。
横浜・山下公園前を通って鎌倉方面へ向かいます。
MINIの内装デザインで一番目につくのは、この大きなセンターメーターですね。これもローバーミニの時代からの伝統を踏襲したデザインで、目を楽しませてくれます。
が、運転時にこのメーターを見ようとすると、視線移動が大きくなってしまいます。スピードメーターは運転席のタコメーター内にデジタル表示させることができるので、実際に運転してみるとこのセンターメーターはほとんど見ませんでした(笑)。
輸入車によくあるケースなのですが、日本国内の道路に適した右ハンドル車でも、ワイパーとウインカーのレバー配置が逆になっています。交差点を曲がる時にウインカーを出そうとすると、ワイパーがギーコギーコと動き出す(笑)といった「お約束」も。
あと、ボディが小さくて車高が低いせいなのか、交差点の一番前で信号待ちをしていると、信号が見えない(!)時があります。ちょっと前かがみになって信号を確認する必要があります。
乗っていて気になったのは、ウインドウの開閉スイッチが窓側にないことです。「どこを押せば開くんだろう?」と探していると、なんとセンターコンソールの一番下にありました。これは、窓を開閉するたびにコンソール下のあたりまで視線を動かさないといけないので、かなり不便だなと思いました。
不満ばかり並べましたが、高速道路やワインディングを走ってみると、ボディの剛性と足回りがしっかりとしていて、キビキビとクルマを動かす感覚がとても楽しいです。
そんなわけで、鎌倉までやってきました。お寺の駐車場に、往年のローバー・ミニを発見。こちらのデザインがルーツなんですよね。
夕暮れも迫るころ、葉山のマリーナにMINIをとめて、そのデザインをじっくり眺めてみました。トランクのスペースから後席の広さなどもここでチェック。国産コンパクトカーと比べても、収容力は今いちといったところですが、この小さくて個性的な外装デザインはやはり魅力です。
夜になると、ライト点灯時のイルミネーションも体験できます。オレンジ色に光る計器類はなかなかスポーティな印象です。さらに、天井のトグルスイッチで間接照明の色をオレンジ・紫・青といったさまざまな色に変えることができます。
10時間、MINIを借りて走ってみて、小さなクルマの運転席から見る景色の面白さが、じわじわと感じられるようになってきました。「細かい使い勝手の違いも、慣れればストレスにならないかな? 長く乗るなら、こんな風に使ったら楽しそうだな…」といった考えが浮かんできて、クルマを返す頃には、名残惜しい気持ちにも(実際、欲しくなってしまいました)。
(出典:http://rental.timescar.jp/x/)
タイムズさんは輸入車以外にも、往年のクラシックカーをレンタルできる、遊び心満載のサービスも展開しています。純粋に「走ることを楽しむ」レジャーとして利用するのも良さそうですね。
会員登録だけで気軽に利用できる輸入車のレンタル。走りの特徴やUIの違いを知るのはもちろんですが、じっくり乗ることで感じられるクルマの魅力も体験できるのが良いですね。購入を検討している方にはぜひおすすめしたいです。
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