デザインの視点で考える、「伝わる」プレスリリースの作り方
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こんにちは。今回は、広報活動にとって大切なプレスリリースについての話題です。多忙なメディア関係者の目に留まり、伝えたい内容がしっかり伝わるプレスリリースの作り方を、デザインの視点から考えてみたいと思います。
・余白をきちんと取る
伝えたい情報、広めて欲しい情報はたくさんあると思いますが、あえて余白をきちんと取って、すっきりとレイアウトすると、リリースの発信者、見出し、本文内容、問い合わせ先といった各項目のまとまりが良くなり、内容がぐんと読みやすくなります。
この実例のように、ヘッダーのスペースを大きめに取ると、ロゴの存在が立ってくるので、見やすさだけでなく、企業のブランディングという意味でも効果的です。
・行間をあけて読みやすくする
プレスリリースをA4の1ページ内におさめようとすると、どうしてもページ内の文字数や情報量が多くなってしまいます。そんな時、リリースを読みやすくする工夫の一つが、文字の行間調整です。文字数が多い文章は、行間を多めに空けてあげることで、読みやすさが改善できます。
・写真で目線をつかむ
プロジェクトの成果を伝えるために、写真を大きく掲載。ある程度の大きさの画像があると、見出しよりも先に目線を引きつけることができます。その写真の印象が強ければ強いほど、リリースの内容を読んでもらえる可能性も高まります。
新商品発表のリリースでは、やはり商品の画像をきちんと立たせてあげることが重要です。この実例では、本文より先に写真を見せて、製品の魅力をアピールしています。
(ただ、カラー写真を全面に出したリリースは、FAXで送ると黒くつぶれてしまう可能性もあるので、注意が必要です)
・画像でコンセプトを伝える
これから開店するお店の情報や、実施していないプロジェクトの予告などを行う場合、写真ではなくイメージイラストを使うという方法があります。そこに込められた理念やコンセプトを、ビジュアルイメージで伝えることで、内容に興味を持ってもらえる可能性も高まります。
写真やイラストがなくても、プロジェクトを象徴するロゴを大きく見せるだけで、イメージを伝えることができます。この場合も、なるべくシートの上の方で、目立つところにレイアウトするのが良いでしょうね。
・最も重要な情報を再優先にする
展覧会やイベントのプレスリリースは、タイトル・テーマと日程・場所・主催者などの開催情報が最も重要になります。そこで、あえて開催情報を一番上に持って来て、文字サイズも特大でレイアウトすると、ひと目で「展覧会の案内だな」とわかります。
今回はデザイン面からの工夫ポイントをお伝えしました。特に難しいテクニックではないと思いますので、ぜひチャレンジしていただければと思います。もちろん、リリース本文の書き方や見出しのつけ方などについても、さまざまなセオリーやテクニックがあるので、またの機会にご紹介させていただければと思います。
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