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作り方・コツ

郵便物を素敵な印象に!オリジナルデザインのビジネス封筒を作ろう

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フリーランスの仕事やサークル・団体などの活動では、何かと郵便物を送る機会が出てきます。その際、既製の封筒ではなくオリジナルデザインのビジネス封筒を使った方が、相手にブランドイメージを感じてもらうことができます。素敵なデザインの封筒を使えば、相手に伝わる印象もよくなりますよね。今回は封筒のデザインアイデアと、簡単に試作できるオリジナル封筒の作り方をご紹介します。

郵便物を通してブランドイメージが伝わる

インターネットを利用した通信手段が発達している現在でも、納品書や請求書、手続書類などのやりとりを郵便で行うケースはまだまだ多いです。

もし、取引先などから受け取った封筒がセンスの良いデザインだったとしたら、とても強く印象に残ったり、好感が持てたりするのではないでしょうか?
オリジナル封筒は1通の郵便物を通してブランドイメージを伝える手段でもあるのです。

1枚の封筒に、さまざまな仕掛けを入れられる

少しだけ、ビジネス封筒のデザイン実例を見てみましょう。

こちらは、クリエイティブ企業のビーワークスさんのCIデザインです。封筒だけでなく、名刺や紙バッグなど、あらゆるツールについてコーポレートカラーやロゴ、書体などが統一されています。

これらのツールは企業イメージを伝える「顔」になる大切な要素ですので、すでに名刺やWebサイトなどが作成済みの場合は、封筒を作る際にも統一感を持たせる必要がありますね。

こちらはシンプルなデザインの封筒ですが、内側がブラックなので、「封筒を開けた時」の印象が引き締まる感じになります。

また、こちらも封筒を開けた時に「おっ」と声が出そうになるデザイン。「hello,」の呼びかけには、親近感を抱いてしまいそうです。受け取った人を楽しませるような仕掛けのある、すぐれたデザインです。

また、この封筒は宛名面を一面ライトグリーンにしていますが、宛先住所や宛名が書きやすく、見やすくなるように白色の部分を残していますね。

こちらの実例は印刷ではなく、既製のクラフト封筒にスタンプを押してオリジナル封筒にしています。

インクのムラやにじみとクラフト紙の風合いの相性は抜群。作り方はとても簡単ですが、あたたかみを感じさせてくれるデザインです。
このように、たった1枚の封筒であっても、デザインを工夫するとさまざまな仕掛けを入れることができるわけです。

Officeソフトでレイアウトしながら試作してみよう

ビジネス用途でオリジナル封筒を作りたいなら、最終的には印刷会社や封筒の専門業者にお願いした方が、仕上がりもきれいですし、たくさん用意した場合はコスト的にもお得になる場合があります。

ただ、どんな封筒がいいのかとイメージを膨らませるために試作するのは良いことですし、ごくたまにしか郵便物を送らない場合などは、本番用として封筒を手作りしてみるのもおすすめです。

今回は、筆者の屋号(LAMP Creative)のロゴを素材に、試作の一例をご紹介します。

筆者は先日の記事「おしゃれカフェ風?クラフト紙のような雰囲気の名刺を作る方法」で、クラフト紙風の名刺を作っていましたので、封筒もこれに近い雰囲気にしてみようと思います。

いろんなデザインを試すためには、やはりPCで作るのが効率的です。Illustratorなどのグラフィックソフトをお持ちでなくても、Powerpointなどのオフィスソフトで十分。封筒を作るのに便利なテンプレートを使って効率的に作業しましょう。

Powerpointの「ファイル」→「新規作成」画面で、テンプレートの検索窓に「封筒」と入れて検索すると、ちょうど「ビジネス封筒」のテンプレートが出てきます。
「ビジネス」向けのデザインといえるかどうかはともかく、今回はこれを土台に作ってみましょう。

このテンプレートは最初から背景に風合いのある紙のようなテクスチャが貼られています。シンプルな白ベースの封筒にしたい場合はこの背景画像を選択して削除すれば良いのですし、背景の色やテクスチャを変更することもできます。

というわけで、まずは紙の色とテクスチャをどうするか決めていきましょう。今回の例ではクラフト紙風にしたいので、色はブラウン系に、テクスチャもざらざらした感じのものがよさそうです。

テンプレートの背景部分をクリックし、もう一度クリックすると、背景色とテクスチャを別々に変更可能になります。

まず、背景色の方を右クリックして「塗りつぶし」を選択。背景色を変更します。

次に、テクスチャ部分を右クリックして、「塗りつぶし」メニューにある「テクスチャ」を選択すると、模様を変更できます。

ざらざら感のあるテクスチャを選び、クラフト紙っぽい背景に変更しました。
(ついでに、不要な花のオブジェクトなどを削除しました)

次に、ロゴや住所情報のテキストなどを配置してみましょう。

まず、ロゴを右下に、住所を左上にと、オーソドックスな感じにレイアウトしてみました。

または、「住所を裏面に配置するのはどうかな…?」と、いろいろ試行錯誤してみます。
いろんなパターンを作ってみたら、一度出力して組み立ててみましょう。

テンプレートの枠線に沿ってカットして、のりしろを折り込んでいけば簡単に封筒のモックアップが作成できます。

手にとって眺めてみて、ロゴの位置や大きさ、住所の文字のサイズなどがしっくり来るかどうか確かめてみましょう。

もし、このテンプレートで作った封筒を本番用に使いたい場合は、枠線や折り目の線が表面に出ないようにしないといけません。

その場合は、もう1枚白紙のスライドを作成し、枠線の部分だけをカット&ペーストで白紙ページに移動させ、両面印刷で出力します。

すると、枠線だけが裏側に印刷されるので、裏側からカットして折っていくときれいな封筒に仕上がりますよ。

もちろん、デザインの試行錯誤は画面上だけでも可能なのですが、こうして実物に近い状態で確認した方が、どこをどう直せばしっくり来るか、というポイントを見つけやすいのです。自分で「いいな」と思える封筒のデザインができたら、今度はいろんなタイプの用紙を試したりして、ベストな組み合わせを探すのも面白いかも知れませんね。


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佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
http://lamp-creative.com/

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