一番選ばれているクラウド型電子カタログ

つくるを応援するブログ - INSPI

デザイン・アート

ニューヨークで出会ったカフェ&バーの内装&空間づくりをチェック。

26630
views

こんにちは。今回はちょっと一息ついて、ニューヨークのカフェの話題です。今年の春から夏にかけて2度訪問したニューヨークで立ち寄ったカフェの内装や雰囲気をご紹介します。カフェやバー、レストランの空間づくりの参考にしていただければと思います。

全面アンティークの世界観

大型のシャンデリアがひときわ目を引く「Antique Garage」。

大型のシャンデリアがひときわ目を引く「Antique Garage」。

おしゃれでクリエイティブな店がたくさん集まるマンハッタン・ソーホー地区にあるカフェ・レストラン「Antique Garage」。ひときわ目を引くシャンデリアをはじめ、大小さまざまなミラーや時計、絵画作品、レジスターなど、名前の通りさまざまなアンティークで埋め尽くされています。

さまざまな時代のアンティークミラーがずらり。

さまざまな時代のアンティークミラーがずらり。

外側はオープン席になっています。

外側はオープンテラスになっています。

建物の外側だけでなく、内側の壁もレンガになっているので、数多くのアンティークとあいまって、どこか中世を感じさせる世界観を演出していますね。

気分はまるで大陸横断バス

「Cafe de la Esquina」のカウンター席。

「Cafe de la Esquina」のカウンター席。

先日の記事でご紹介した、ブルックリンの人気スポット、ウイリアムズバーグにある「Cafe de la Esquina」は、アメリカ大陸を走る長距離バスのようなデザイン。Googleストリートビューで見ていただくと、シルバーメタリックのアメリカらしい外観が感じ取れるのではと思います。

まるでバスの中にいるような気分に。

まるでバスの中にいるような気分に。

Googleストリートビューで見た、お店の外観

Googleストリートビューで見た、お店の外観

天井もカウンターも壁も、手前から奥までまっすぐにつながるラインで構成されています。シートもちょっとレトロな乗り物のような雰囲気。特に、天井の間接照明のデザインが、バスの内装らしいデザインですね。お酒に酔いながら、どこか遠くへ旅行しているような気分になる空間です。

クリエイターたちが集う文化サロン

「Tea Lounge」の店内は、誰もが気軽に過ごせる、少し力の抜けた空間。

「Tea Lounge」の店内は、誰もが気軽に過ごせる、少し力の抜けた空間。

同じくブルックリンのパークスロープエリアにある「Tea Lounge」。ここは机も椅子もバラバラのものを寄せ集めた印象で、かなりアバウトな空間づくりなのですが、ここはブルックリンを拠点に活動するクリエイターやアーティストがやってきて、仕事や打ち合わせなどで時間を過ごすお店。フードもドリンクもキャッシュオンデリバリーで気軽に利用できて、誰もが思い思いに過ごせる場所です。

壁一面が黒板メニューになっています。

壁一面が黒板メニューになっています。

アーティストの作品展示も。

アーティストの作品展示も。

カウンター側は全面が黒板になっていて、全てのメニューと価格がここに書かれています。もう一方の壁面は、おそらくこのあたりで活躍するアーティストの絵画作品でしょう。クリエイターたちに出会いと憩いの場を提供する、気負わない空間づくりといったところですね。

光るシートと夜景にうっとり

「Beekman  Beer Garden Beach Club」の目玉、光るシートが並ぶ人工ビーチ

「Beekman Beer Garden Beach Club」の目玉、光るシートが並ぶ人工ビーチ

こちらはマンハッタンのサウス・ストリート・シーポート地区にある、「Beekman Beer Garden Beach Club」。イーストリバーに面した敷地に作られた人工ビーチから、ブルックリン橋の夜景を楽しめる、ロケーション抜群のバーです。光るシートは樹脂製で、座ってみると少し「あったかいな…」感じる程度。美しい夜景とあいまって、いかにも気分が盛り上がりそうな空間です。

バーカウンターもビーチハウス仕様

バーカウンターもビーチハウス仕様

光るシートの向こうは、ブルックリン橋の夜景。

光るシートの向こうは、ブルックリン橋の夜景。

このシート、どこで手に入るのか分かりませんが、ロケーションの良いオープンテラスに設置したら、きっと人気スポットになるのではと思います。

ちょっと個性的なカフェに絞ってご紹介させていただきましたが、空間づくりの参考にしていただくのはもちろん、もしニューヨークを訪れる機会がありましたら、ぜひ実際のお店を訪れて、雰囲気を感じ取ってみていただければと思います。


作る人を応援するブログのインスピはクラウド型電子カタログサービスebook5を開発する株式会社ルーラーが運営しています
Cookie等情報の送信と利用目的について

佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
http://lamp-creative.com/

← 記事一覧