ロゴデザインを考えるための参考書6冊
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今回はロゴのデザインについての話題です。
ロゴのデザインは企業やブランド・商品の伝統や理念、コンセプトなど、アイデンティティを表す大切なものであり、さらにWebサイトやパッケージ、印刷物など、さまざまな媒体できちんと機能することが求められます。会社をつくる時だけでなく、新しい商品やサービス、メディアをつくる時などにも、ロゴの必要性が出てきます。そんな時、ロゴデザインの参考書が役に立ちます。
ロゴに特化した書籍を探してみると、2012年〜2013年のここ最近出たものだけでも7冊以上あり、ロゴデザインの需要の高さが伺えます。
それらは、企業研究に役立つ資料的なものから、ロゴ作成の方法論が学べるもの、実践的なデザイン作成を中心としたものなど、方向性もさまざまです。ここでは、なるべくバラエティのあるチョイスでロゴ関連の本を6冊ご紹介します。
グラフィックデザイナーや、クライアント側にあたる方など、ご自分の立ち位置に合った本を買って参考にしていただければと思います。
※画像をクリックするとAmazonの商品紹介ページが開きます。
1. 『思わず話したくなる ロゴの秘密』
(高橋書店 / 1,260円 / 2013年4月発売)
さまざまな企業約90社のロゴデザインとその由来などを収録。歴代のロゴの変遷やデザインに関するエピソード、社名の由来やロゴを手がけたデザイナー名も掲載。企業のロゴをより深く研究するのに最適です。
2. 『伝わるロゴの基本 トーン・アンド・マナーでつくるブランドデザイン』
(ウジ トモコ著 / グラフィック社 / 2,415円 / 2013年6月発売)
ロゴを担当するデザイナーやロゴを発注する立場にあるビジネスパーソンに向けた参考書。ロゴデザイン作成の流れや、意図を上手に伝えるためのノウハウなどをマーケティングの見地から解説。約170の作例を収録し、作成したロゴをさまざまな媒体に展開する方法などについてもカバーしています。企業活動を支えるロゴづくりという、実践的な一冊です。
3. たのしいロゴづくり
(甲谷一 著 / ビー・エヌ・エヌ新社 / 1,890円 / 2012年9月発売)
初心者にも分かりやすくロゴデザイン制作のテクニックを解説。著者自身がアートディレクター・デザイナーで、ご自身が手がけたロゴデザインを実例として、どのようにアイデアを出すか、どうやって仕上げていくかについての過程から学ぶことができます。企業・デザイナーだけでなく、個人クリエイターの方にも良いのではないでしょうか。
4. 『ロゴデザインの見本帳』
(遠島啓介 著 / エムディエヌコーポレーション / 2,940円 / 2013年3月発売)
ロゴの実例700点と、収録点数が多いのが魅力の一つ。商業施設、食品業界、イベント、ゲームなど、業種・目的別に分かりやすく分類し、それらのデザインコンセプトなどを解説。巻頭のロゴデザインの基礎知識は、コンパクトな解説ページになっています。
5. 『デザインを学ぶシリーズ ロゴづくりアイデア大全』
(古岡 ひふみ 著 / エムディエヌコーポレーション / 2,625円 / 2013年2月発売)
ロゴデザインの基礎知識、アイデアの出し方から制作テクニックまで、ロゴ作成の実践面を厚くカバーした一冊。「もしもこんな依頼があったら?」と仮定してロゴを作ってみるというケーススタディや、最終段階での表面処理など、仕上げとアレンジについてのテクニックも収録。
6. 『筆文字・手書き文字 ロゴ 大全集』
(パイインターナショナル / 6,090円 / 2011年5月発売)
筆文字と手書き文字に特化した、ロゴデザインの見本帳。手書きの文字はアイキャッチ効果もあり、業種や企画内容によっては大きな効果を発揮する可能性も。ちょっと高い本ですが、200ページ以上全編にわたって、商品、施設、ブランド、書籍・雑誌のタイトルなど、幅広いジャンルのロゴを収録しています。
Web上では、低価格のロゴ作成サービスも登場しており、より手軽にロゴができる時代なのかな、とも思いますが、やはりロゴはアイデンティティであり象徴でもあるので、社内デザイナー、あるいはプロのデザイナーと一緒にアイデアを出しながら、いつまでも大切にできるロゴを作っていただきたいものです。
今回ご紹介した書籍は、わりと最近出たものを中心にチョイスしましたので、おそらくいずれも大型書店のデザイン書コーナーで手に入ると思います。ぜひ実際に手にとって見ていただき、参考にしていただければと思います。
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