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作り方・コツ

子どもの動画データが増える一方!上手なビデオのまとめ方・編集のコツは?

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子どもが生まれると、写真だけでなくビデオもどんどん撮りたくなりますが、子育てと仕事の忙しさから、撮りっぱなしのデータがPCやカメラ本体にたまっていく一方…といった方も多いのではないでしょうか? せっかく撮った動画を効率よく編集し、家族・親戚で共有できる作品にするためのコツをご紹介します。


※トップ画像クレジット:
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【最重要】まず動画の「テーマ」と「発表の場」を決める

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© miya227 – Fotolia.com https://jp.fotolia.com/id/102775414

「撮りっぱなしの動画データを何とかしたい!」という思いからインターネット検索をすると、動画編集に便利なツールやアプリ・サービスなどを紹介する記事はたくさん出てきます。
ただ、一番の悩みはそもそも「動画の整理に手を付けるきっかけがない」「どんな形で映像をまとめたらいいか分からない」といった点ではないでしょうか?

だからこそ、編集作業をどうするか考える前に、まず動画のテーマと期限を先に決めることが大切です。
例えば、テーマとして考えられるのは…

誕生日を祝う、成長記録ムービー
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© kazoka303030 – Fotolia.com https://jp.fotolia.com/id/66134873

子どもの誕生日パーティーの際に、それまでの1年を振り返る内容。基本的には撮った素材を時系列でつなげていく形なので、初心者でも何となく編集できるはずです。

とはいっても、1歳の子どもに映像を見せても、本人はいまいちピンと来ない場合もあるかも知れません。子どもが物心のつく年頃になったら、生まれたばかりの頃までさかのぼって映像をまとめるのも良いでしょうね。

また、誕生日に上映するので、お祝いのメッセージビデオを入れれば、本人はとても喜ぶはずです。家族はもちろん、遠くにいる親戚などからもメッセージビデオを撮って送ってもらいましょう。
上映が終わったらバースデーケーキを出して、歌を歌ってろうそくの火消し、プレゼント贈呈…という風に、上映のタイミングも事前に考えておくと、パーティがより盛り上がる作品にできるはずです。

この「誕生日動画」、何年か続けて恒例行事になってしまうと、それはそれで大変かも知れませんが、後になって貴重なアーカイブになることは間違いないでしょう。

運動会、発表会に向けて頑張る、ドキュメントムービー

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運動会や発表会などのイベントで動画を撮るファミリーは多いはず。その発表の場だけを撮って、あとで観るだけでもよいのですが、その本番の舞台までに子どもがいかに努力して練習したか、挫折を乗り越えたか…といったストーリーがあれば、本番の映像でより深く心を動かされるはずです。

そうした作品をつくるためには、発表の日時が決まった段階で、計画的に素材を撮っていく必要があります。
どんなストーリーになるかは実際に本番が終わるまで分かりませんから、まさにドキュメンタリー作品をつくる感覚といっていいでしょう。

料理、工作、音楽など、創作の記録ムービー
happy child girl making rowan berry beads in sunny autumn garden
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料理やお菓子作りに挑戦し、レパートリーを増やしていく様子や、工作の制作過程と完成・お披露目の様子、楽器を練習して1つの曲をマスターするまでの日々、野菜や生き物を育てていく過程など、何かに夢中になっている子どもが自分の力で達成感を味わう瞬間の映像は、本人が成長した後に見ても励みになるはずです。

このように、ある程度テーマを決めることで、どんな場面を撮っておいたらいいか、撮った素材からどの部分を使えばいいかがハッキリしてきます。
作品の目的が明確であるということは、編集の段階で不要なものと必要なものの判断も明確にできるということになります。結果的に、誰もが違和感を感じることなく楽しめる作品に仕上がる可能性も高まるというわけです。

期日を決めれば作業効率は上がる
そして、上映の期限を決めれば、否応なしにそれまでに終わらせないといけない…というプレッシャーが生じます。ただやみくもにPCに向かって作業するのではなく、まず期日を守るためにはどんな作業が必要か、どんな順番で進めれば効率が良いか…を整理することで、作業効率が格段に上がります。

効率の良い編集作業のコツは?

動画の編集作業というと、初心者の方にとっては「ちょっと難しそう」「かなり時間がかかってしまうのでは…?」といった不安があるかも知れません。
ですが、効率の良い映像制作の手順やコツはあります。そのあたりを押さえて作業すれば、限りある時間を有効に使えますし、より早く編集作業や操作に慣れることができるでしょう。

まずは素材をチェックしよう!
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映像作品のテーマや内容を決めたら、まずは撮りためた動画素材をチェックしましょう。
適宜、早送り機能を使いながら、ファイルごとに使いたい部分を、”○分○秒、「逆上がり大成功」” といった形でメモしておきます。

さらに、見せたい順番通りに通し番号を振って、一覧表で管理すると、実際の編集作業時にとても役立ちます。

大まかにつなげてから、細部を調整する
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(素材画像・右)© taka – Fotolia.com https://jp.fotolia.com/id/56528904

PCの動画編集ソフト、あるいはスマートフォンの動画編集アプリに動画を読み込んで編集する際には、まずイメージした流れに沿って素材を順番に入れていき、大まかにつないで再生してみましょう。

すると、「余分なところがあるから削ろう」「こことここの順番は入れ替えよう…」と、色々と手を入れたくなるところが出てくるはずです。カットの長さや順番などは作品全体の印象や再生時間などに影響しますから、そうした大きな部分の修正を終えてから、細部の作り込みに入った方が、無駄が少なくなります。

エフェクトはむやみに入れすぎないように
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編集ソフトにはさまざまなエフェクトやフィルターなどの機能があります。どうせならとカットが切り替わるごとに色んなエフェクトを盛り込み、派手な演出をしたくなるかも知れませんが、考えてみればテレビ番組や映画などで目にする映像のなかで、編集ソフトにあるようなエフェクトを使っているシーンはそんなに多くないはずです。
(ミュージックビデオやプロモーションビデオなどでは、作品によっては多用するケースもあります)

あまりエフェクトが多すぎると観る側も気が散ってしまって、肝心なストーリーに感情移入しづらくなります。エフェクトは場面転換やオープニング、エンディングなど、ここぞという時に使うようにすると、そのシーンをより強く印象づけられるでしょう。

テーマを考えて編集する時間もエネルギーもない!という方には…

さて、ここまで子どもの動画を自力で編集するコツについて紹介してきましたが、そもそも忙しすぎて、そんな作業をする時間がまったく取れない!という方には、決まったテーマのテンプレートに素材をあてはめるだけでムービーが作成できるソフトやサービスをおすすめします。

・Photocinema (Windws /Mac 対応) http://photocinema.jp/

子どもだけでなく、結婚式、ペット、カフェなどテンプレートの種類が豊富。テンプレートはデザインも動きも可愛らしく、クオリティの高いものばかりですので、ソフトの画面表示にしたがって素材を読み込んでいくだけで、動画作品の形に仕上げていくことができます。
価格は22,800円(税別)。

・動画編集アプリ「フィルミー」 (iOS/Android 対応)http://www.myfil.me/

スマートフォンの簡単操作で動画を編集できます。アプリ自体は無料で、完成した動画をDVDにして送ってもらえるサービスを利用するのに、1,980円~のチケットを購入するシステムになっています。
ビデオカメラなどを使わず、スマートフォンで子どもの動画を撮っている方は、当ブログの過去記事「スマホ動画の初心者卒業!?押さえておきたい映像制作3つの基本」も参考にして下さいね。

子どもの成長をとらえた動画はそれ自体が貴重な記録ですが、それらを1本の動画作品にまとめて家族や親戚みんなで楽しむことで、動画をより活用できるものと思います。あくまで趣味として楽しみながら、家族の記録をまとめていっていただければと思います!


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佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
http://lamp-creative.com/

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