あれ?もしかして風邪?そんなときの簡単お勧めアロマテラピー
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ただいま冬真っ盛り。寒くて空気が乾燥する季節。風邪やインフルエンザが流行する季節ですね。風邪気味かな?と感じたときは、アロマテラピーがお勧めです。
「アロマ」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますし、「いい香りがする」イメージはお持ちかと思いますが、「どんなシーンで取り入れると効果的なのか?」は、意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
アロマの役割はいろいろ
お部屋の印象を変えてくれる「アロマテラピー」。香りがするだけでもなんだかウキウキしますが、ただいい香りがするだけでなく、香りを取り入れることで風邪予防にもつながるということをご存知ですか?
アロマテラピー教室を主宰しているプロ講師「スワンアロマテラピー」さんに、アロマを取り入れるコツを伺ってみました。
「風邪が流行っているときは予防に徹したいものですよね。 もちろん栄養をとることや、睡眠をとること、手洗いなど基本の予防や対策が大事ですが、今の時期は朝昼晩、お部屋に香らせるのがおすすめ。 殺菌効果のある香りが効果的ですが、それだけじゃないんです。 天然のいい香りには自律神経をバランスよい状態にさせてくれたり、 ストレスを軽減させたり、風邪をひきにくい状態にしてくれるんですよ」 (スワンアロマテラピー 田嶋明子さん)
アロマテラピーは、ひとことでいえば「香りを生活に役立てる」生活の知恵です。
その歴史をひも解くと、西洋では昔から民間療法のひとつとして使われてきたものだそうです。精油(植物の中の芳香性の高い物質を抽出したもの。アロマオイル)には、殺菌効果、抗菌効果があるといわれる香りのものもあります。
風邪をひいているとき、ひきそうだという時は心身のバランスが崩れ、免疫が落ちているときです。
天然のいい香りは、心身の疲れをほぐすなど、バランスを保つにもひと役買ってくれますし、風邪の予防にも役に立つと言われているんです。
今回は、初心者の方でも簡単にできる簡単お勧めアロマテラピーをご紹介します!
これがあると安心!風邪対策に役立つ精油
アロマテラピーに使われる精油は数多くあります。どれがいいか迷ってしまいますよね。風邪予防におすすめなアロマオイルはたくさんありますが、ここでは使いやすいラベンダーの精油についてまとめてみました。ぜひ、参考にしてください。
ラベンダーの精油について
ラベンダーはアロマテラピーに使われる精油の中でも万能精油と言われるほど、ポピュラーです。
心をリラックスさせ眠りを助ける効果もありますし、咳や喉の痛みや頭痛をやわらげる効果があります。ウッディー基調で、フローラルかつくっきりとした香りです。
かんたんアロママスク
風邪かな?と思ったら、アロママスクを作ってみましょう!
とても簡単です。
使い捨てマスクにラベンダーオイルを1~2滴たらして身につけます。
良い香りで深呼吸することで呼吸が整いますし、マスクでのどを保護することに加えてラベンダーの良い香りで気分もスッキリ。
喉の痛みが治まったり、鼻づまりがやわらいだりするはずです。風邪予防にも使えそうです。
飲用可能なアロマオイルなら、うがいもおすすめ!
ガラス又は陶器のコップに水(又はぬるま湯)を入れ、ラベンダーオイルを2滴入れて、うがいをします。1日に何回やってもOKです!
手作り入浴剤「アロマバス」で身体の芯から暖かく
手作り入浴剤も、風が心配な今の季節、ほっと一息におすすめです。
入浴剤の作り方(1回分)
(1)陶器やガラスの器に、塩、又はハチミツ(大さじ1)を入れ、そこにラベンダーの精油を5滴加えます。
(2)ステンレスか木のスプーンでかき混ぜてできあがりです。
その都度使い切るようにしてくださいね。
できあがった入浴剤をバスタブに入れて良くかき混ぜてから入浴しましょう。
時間がない時は足浴だけでも良いですよね。
アロマを楽しむ!精油をブレンドしてみよう
ラベンダーの精油に違う種類の精油を混ぜて(ブレンドして)使ってみましょう。精油をブレンドすると精油ごとに違う香りが働き合って、それぞれの精油の良さを感じ取ることができます。
香りが良くなったり、香りの持続性を高めることもできるんですよ。
入浴剤にお勧めのブレンド
ラベンダー×オレンジ
・塩又はハチミツ大さじ1に、ラベンダー2滴、オレンジ3滴を加える。
風邪の予防に役立ちます。柑橘系のかおりが、す~っと鼻に浸透し、リラックスできます。
フローラル&スィートな香りでリラックスでき、深い眠りを得られるはずです。
ラベンダー×サンダルウッド
・塩又はハチミツ大さじ1に、サンダルウッド2滴、ラベンダー3滴を加える。
サンダルウッドは白檀(びゃくだん)の一種。オリエンタル、かつスパイシーで、日本人が好む香りは精神によい働きをもたらします。
リラックスでき、優しい香りです。
☆アロマオイル活用のために知っておきたい「品質」について
雑貨として販売されている精油は通常、刺激もあるので、直接皮膚に塗ったり、飲用することはNGです。容器にそのように書いてあります。
肌につけたり、飲用に使う場合、それ専用に開発されているものを使うことはもちろんのこと、使用するときの体調は自分自身でチェックしてからご使用くださいね。状態によって禁止事項があります。
直接肌につけることのできる精油としては、「化粧品」として販売されているものを探してください。
直接容器又は直接の被包に・製造販売業者の氏名又は名称及び住所、
・名称、製造番号又は製造記号、・厚生労働大臣の指定する成分を含有する場合はその成分、
・厚生労働大臣の指定する化粧品にあっては、その使用の期限などを記載しなくてはならないこととなっています。
(薬機法・第二条三項より)
☆肌につける使い方
一般的な使い方としては、濃度の高い精油はそのまま使わずに、キャリアオイル(スイートアーモンドオイルやホホバオイルなど、敏感肌の方でも使いやすいといわれているオイル)小さじ1杯(5ml)に、アロマオイル1滴程度がベストです。
でも、メディカルグレードで品質の高いアロマオイルなら、直接肌につけて使うことができますよ。
頭が痛いときに、こめかみや首筋に直接ラベンダーの精油をつけたり、風邪の引き始めにデコルテや首の部分に精油をつけることで症状が改善すると言われています。このような使い方は、必ず、少量から始めて、身体に何か違和感があったときには、すぐに使用をやめてください。
身体に直接つけて使える、メディカルグレードのものをどこで買えるかについては、お住まいの地域により変わります。正しい使い方について不安がある場合は、お近くのアロマテラピーサロンなどで相談すると良いでしょう。
いかがでしたか?今回は主にラベンダーをご紹介しましたが、様々な植物の精油があります。
どれも大量の植物からほんの少しとれるもので、貴重でありがたいものです。植物のパワーが詰まった精油の力はとてもパワフルですよ。
まずは簡単なラベンダーから生活に取り入れて体感してみてください。
そしてぜひ、精油の効能を利用して風邪対策に役立ててくださいね。
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