一番選ばれているクラウド型電子カタログ

つくるを応援するブログ - INSPI

作り方・コツ

子どもと一緒に遊べる、オリジナルジグソーパズルの作り方

154039
views

こんにちは。今回は、子どもと一緒に遊べる、オリジナルのジグソーパズルを作る方法をご紹介します。お好きなモチーフや写真などを使って、楽しみながら作ってみてはいかがでしょう?

1. まずは材料を用意する

ジグソーパズルは、簡単なものならダンボールを切り抜いても作れてしまうものですが、せっかくなので一定のクオリティを目指したものを作ってみましょう。

無印良品で、好きな絵を描いてオリジナルのジグソーパズルが作れる「らくがきパズル」という商品があります。これを使ってみます。

jigsaw_pz_001

「水性ペンでも書ける再生紙らくがきパズル」

210 x 210mmと、290 x 290mmの2つのサイズがあります。

この商品に直接絵を描いて作ることもできるのですが、それだと写真やイラストなどのデータから作ることは難しいですね。
そこで今回はパソコンできれいにレイアウトしたデータをラベル用紙にプリントして、ジグソーパズルに貼り付けることにします。

jigsaw_pz_002

A-one ラベル用紙(マットタイプ、25枚入)

ステッカー向けの高品質・防水仕様の用紙もありましたが、今回は比較的リーズナブルなタイプにしてみました。

2. 絵柄のサイズを確認する

絵柄部分を作り始める前に、一つだけ確認しておきたいことがあります。それはサイズ。

多くの家庭用プリンタで対応できるラベル用紙はほとんどがA4サイズ。用意したジグソーパズルのサイズをカバーできるかどうか確認しておきましょう。

jigsaw_pz_003

210 x 210mmの場合はこのように、一辺がA4用紙の短辺とぴったりのサイズになりますが、ギリギリなので貼り合わせは慎重にしないといけませんね。

jigsaw_pz_004

290 x 290mmの場合は、短辺の長さが足りなくなりますので、短辺が210mmに収まる絵柄にする必要があります。

3. 原稿データのサイズを設定

今回は210 x 210mmのサイズで制作したいと思います。まず、PhotoshopやWordなどを使って、原稿データのサイズを設定しましょう。

jigsaw_pz_005

Photoshopでの新規作成の設定画面です。パズル本体は一辺210mmの正方形ですが、貼り付け時の微妙なズレを考慮して、5mmほど大きめに取りましょう。215 x 215mm で設定しました。
こうして5mmほど大きめに設定しておくと、貼り合わせ時の誤差を軽減できます。

4. パズルの絵柄をデザインする

jigsaw_pz_006

設定したサイズのカンバスができました。この状態から、写真やイラストパーツなどを入れて、好きな絵柄を作りましょう。

jigsaw_pz_007s

今回は、昨年ニューヨークで撮影した夜景の写真を使おうと思います。

jigsaw_pz_008

原稿データの範囲内に収まるようにレイアウトしていきます。

ちなみに、この作例の上の方にある欧文テキストやスタンプなどのパーツは、先日の記事でご紹介した、はんこ・スタンプ風の無料イラストを利用しています。
なんとなく、ニューヨークのお土産として売られていそうなジグソーパズルをイメージしてみました。

5. 試し刷りをしてサイズ感をチェック

ここでいきなりラベル用紙に印刷するのではなく、普通の用紙に試し刷りをして、サイズ感やレイアウトが適切かどうかチェックしましょう。

jigsaw_pz_009

A4用紙に余白が出ないように「フチなし印刷」を設定してプリントします。

jigsaw_pz_010

出力された絵柄。これをカッターナイフで切り抜いて、ジグソーパズル本体に合わせてみます。

jigsaw_pz_011

変なところで絵柄が切れたりしていないか、全体のバランスが問題ないかどうかなどを確認します。

6. ラベル用紙に印刷して、ジグソーパズルに貼る

jigsaw_pz_012

試し刷りで問題がなければいよいよ、ラベル用紙にプリントして、ジグソーパズルに貼りつけます。

jigsaw_pz_013

ここで失敗すると、シワが寄ったりラベルがずれたりして、みっともない仕上がりになってしまいます。慎重に作業しましょう。

jigsaw_pz_014

空気が入らないように、まんべんなく押さえます。

7. パズルをカッターで切り抜く

jigsaw_pz_015

長辺方向に余ったラベル用紙をカットしましょう。
(カッティングボード上で作業することをおすすめします)
全体を裏返して、パズル本体の輪郭にあわせて、カッターナイフで余ったラベルを切り落とします。

次に、パズル部分の外枠を切り抜きましょう。

jigsaw_pz_017

貼り合わせたラベル用紙を柔らかい布などで押さえつけると、パズルの外枠やピースの切れ目が溝のように凹んで見えてきます。

jigsaw_pz_018

外枠部分の凹みは見つけやすいはずです。まずはここをカットして、ピース全体を取り出します。

jigsaw_pz_019

ピースの切れ目は曲線なので、ちょっと難しいかもしれませんが、こうして、ピースを少しずらしてやると、輪郭が浮かんで見えるので、これを手がかりにしつつ、カッターナイフで切り抜いていきます。

用紙の種類によって切れ方が違うので何ともいえませんが、このマットタイプのラベル用紙はナイフの刃にからみつきやすく、切り抜き作業は苦労しました。正直、おすすめできません(笑)

jigsaw_pz_020

なんとか切り抜きが終わりました。カット時に紙がめくれたところがあって、ピースのフチが白くなったところも。あまり美しい仕上がりではありませんね。

8. 組み上げて最終チェック

jigsaw_pz_021

最終チェックをかねて組み上げてみましょう。カット時に出た紙くずなどを取り除いて、ピース同士が合わさる部分をなめらかにしておくと良いでしょう。

jigsaw_pz_022

さっそく、家族に遊んでもらいました。夜景の絵柄は、ジグソーパズルにするとかなり難しくなるのですが、このパズル用紙はピースが少ないので、子どもも十分楽しめる難易度になっています。

また、家族の誕生日や記念日などに、お祝いメッセージや似顔絵、写真などをパズルにしてプレゼントするのも面白そうですね。その場で組み立ててもらって、絵柄が完成すればきっと盛り上がるはずです。

(2015.8.27追記)
もし、「オリジナルジグソーパズルをプレゼントにしたいけれど、ここまでの労力をかけられないし、手作りなのでクオリティに自信がない…」といった場合には、写真データからオリジナルジグソーパズルを作成してくれるサービスがおすすめです。


・シャフト株式会社 「オリジナルジグソーパズル

工場生産なので5~10営業日程度の時間が必要ですが、1部から申し込みできて、価格も88×126mmの最小サイズ(35ピース)で980円からと、比較的気軽に利用できそうです。


作る人を応援するブログのインスピはクラウド型電子カタログサービスebook5を開発する株式会社ルーラーが運営しています
Cookie等情報の送信と利用目的について

佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
http://lamp-creative.com/

← 記事一覧