日本の第一線のデザイナーの仕事をチェック。「日本のグラフィックデザイン2013」展
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こんにちは。
東京ミッドタウン・デザインハブで8月4日(日)まで開催中の「日本のグラフィックデザイン2013」を見てきました。この展示は、
日本の第一線のグラフィックデザイナーの仕事をまとめてチェックでき、実物を見て体験できるという貴重な「場」でしたので、ここでご紹介したいと思います。
この展示会は、2900人以上のデザイナーが加入している日本のグラフィックデザイナー協会(JAGDA)の年鑑『Graphic Design In Japan』2013年度版に収録された作品のなかから、商品パッケージ、シンボル・ロゴ、ポスター、映像、書籍、空間デザイン、クロスメディア広告など約300点をセレクトして展示するものです。一部にはデザイナーの自主制作による作品もあるのですが、ほとんどが企業や団体からデザイナーに依頼した、あるいは企画段階から共同開発したケースです。
今回は、企業活動におけるブランド戦略やパッケージ戦略などの参考になるもの、そして視覚的にインパクトのあるものを中心に見ていきましょう。
ビジュアルの良さはもちろんですが、地元つながりでデザインを依頼したり、イベントを一緒に企画し、そのなかでデザイン制作をしたりと、企業×デザイナー協業の新しい形態が見られて、なかなか興味深いです。
ポスターを見るのが面白くて、つい多くなってしまいました。
会場の奥の方に進むとモニターがあり、ロゴやタイポグラフィの事例が次々と映し出されていました。
パッケージデザインも見てみましょう。こちらは、老舗企業とのコラボが特徴的でした。伝統性を程よく残しつつ、古くからのお客さんから若い世代まで、幅広く受け入れられるデザインというのはなかなか難しいのではないかと思うのですが、実に見事な仕上がりだなーと思いました。
他にもいろいろ。ブックデザインやプロダクト、フライヤーなどでも、面白い作品がたくさんありました。
「こんなことをやってみたい!」「こういう課題を解決したい!」といった企業の要望を、視覚で解決するのがグラフィックデザイナーの仕事。会場で展示されている作品を見ながら、「企業とデザイナーの間でどんな風にアイデアを膨らませていったのだろう?」「どんな風にデザイナーとコラボレーションすると、いいものができるのかな?」といった感じで考察しても面白いかも知れません。入場無料ですので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか?
■「日本のグラフィックデザイン2013」
会期:6月15日(土)~8月4日(日)、会期中無休
東京ミッドタウン・デザインハブ(ミッドタウン・タワー 5F)
http://www.designhub.jp
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