デザインの最前線が分かる「MdNデザイナーズファイル」を活用しよう
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こんにちは。さまざまな分野で活躍するグラフィックデザイナーの仕事を紹介する年鑑「MdNデザイナーズファイル」の2014年版がこのほど発売されました。広告・プロモーションや商品開発、広報、イベントなど、ビジネスにおける企画で依頼したいデザイナー探すのにとても便利な本ですので、ぜひ活用していただきたいと思います。
「MdNデザイナーズファイル」は、2003年から毎年発行されているグラフィックデザイナーの年鑑で、広告・宣伝、雑誌・書籍、装丁、パッケージ、グッズ、ロゴ、Webなど、さまざまな分野で活躍するデザイナーやアートディレクター、デザイン事務所などのプロフィールと最新の制作実績を掲載した、グラフィックデザインの最前線がわかる貴重な資料です。
人名または社名のあいうえお順で情報を掲載しているので、お目当てのページを探しやすい構成になっています。
このように、写真や画像で制作実例を見ることができるので、ひと目見ただけで、「映画宣伝を専門にやっている」「パッケージデザインに強い」「女性向けのデザインが得意」「プロモーションの企画段階から対応可能」「企業のブランディングの実績が高い」などといった特徴がわかります。実例の画像を見ていくと、「あの話題のポスター広告はこの人がデザインしたのか!」といった発見も少なくありません。
プロフィール欄には連絡先のほかに、得意な分野や本人のコメントなどが書かれていますので、例えば「展示会のチラシやポスターと一緒に、説明板や案内表示などもまとめて作ってくれる人はいないか?」「創立記念の冊子を作ることになったけど、誰かデザインの相談に乗ってもらえないか?」といった時に、この本で最適なデザイナーを探すことができます。
もちろん、どの情報もご本人たちの了承のもとで連絡先や実績を掲載していますので、ご連絡の際に「『MdNデザイナーズファイル』で見たのですが…」と伝えると、スムーズにお話ができるはずです。
ある出版社の編集部で実際に聞いた話では、新刊本の表紙のデザインを誰にお願いするかを検討する際に、『MdNデザイナーズファイル』などの資料を活用しているそうです。
広告や出版などのクリエイティブ業界だけでなく、一般の企業でも、例えばオリジナルグッズの制作を依頼したり、商品のブランド戦略に関わってもらったりと、グラフィックデザイナーの力が必要になる機会は少なくないはずです。こうした資料でデザイナーと直接コンタクトを取るのはある意味冒険かも知れませんが、実績を見てピンと来たら、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
巻頭には、2013年のデザイン界の出来事や動きをまとめた特集ページもあり、デザインに関心のある方にもきっと役立つと思います。ちょっと時間のある時に、クオリティの高いグラフィックの最新事例をぱらぱらと眺めるだけでも、何かの閃きがやってくるかも知れませんね。
■「MdNデザイナーズファイル」
エムディエヌコーポレーション刊、3,800円+税
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