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作り方・コツ

おしゃれカフェ風?クラフト紙のような雰囲気の名刺を作る方法

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木工などのハンドメイド商品のお店や、おしゃれなカフェなど、クラフト紙を使った名刺やショップカード。色や風合いが良く、人の目を引きますね。筆者は最近、自分の名刺を実際にクラフト紙風のデザインでリニューアルしました。今回はその実例に沿って作り方をご紹介したいと思います。

クラフト紙を使った、いい感じのショップカードや名刺。具体的にはこんなものがあります。
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左側はハンドメイド用のパーツを扱うお店。右は飲食店のようです。色合いがそれぞれ違うだけでなく、紙の風合いや繊維の目も違いますね。

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こちらも、サービス内容のイメージと、クラフト紙の風合いがマッチしていますね。どこか温かみのある雰囲気で安心感があり、またシンプルなデザインでセンスの良さも光ります。

クラフト紙に印刷する方法

こうした名刺を作りたい時、最もてっとり早いのはクラフト紙に印刷することです。自宅のプリンタで印刷するのであれば、世界堂などでA4などのサイズのクラフト紙を買ってきて、印刷&裁断するのが簡単です。

さらにクオリティを求めるなら、通販印刷サービスを使って、比較的安価できれいに印刷することもできます。クラフト紙が使える通販印刷サービスを探してみましょう。

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以前、通販印刷のグラフィックから取り寄せた紙見本に、何種類かのクラフト紙がありました。これに印刷すれば、先ほどの実例のような名刺になりそうな気がしますね。

ただ、グラフィックでは、チラシやポスター、包装紙などにはこれらの紙を選べるのですが、現時点では名刺用途には選択できないようです。
そこで見つけたのが、名刺印刷に特化した通販サービス「ライオン名刺」さん。ここなら、クラフト紙への名刺印刷もやってくれるようです。
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紙見本も取り寄せました。この「モダンクラフト」は、まさに狙った通りの色合いで印刷できそうですね。しかも100枚で1,400円(税別)と、比較的安価に印刷できるのも魅力です。

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というわけで、こんなデザインを考えてみました。URL部分に赤のワンポイントを使い、クラフト紙の黄色い色合いのなかでも目立つようにしました。

ところが、ここで一つの問題が発覚。

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実際にクラフト紙に印刷する場合、原稿データはこのように、Adobe Illustratorを使って、インクをのせる部分だけをデザインするのですが、先ほどのイメージ画像のようにロゴの部分を白抜きにしたい場合は、その部分に別途白インキを乗せる必要があります。
(データ上で白抜きにしただけでは、実際には何も印刷されません)

このライオン名刺さんでは、そうした「特色」の追加オプションはやっていないようです。どうしたものか…。
ロゴを黒色とかにすれば問題ないのですが、ちょっとカタイ雰囲気になってしまうので、できれば白で行きたかったんですよね。

そこで考えたのが、次に紹介する方法です!

原稿データ上でクラフト紙の色をつけてしまう方法

それならばいっそのこと、データ上でクラフト紙っぽい色を塗ってしまって、白い紙に印刷してしまえ、と考えました。そうすれば、白抜きにした部分はそのまま紙の色が出ますので問題ないはず。

もう一度ライオン名刺の色見本を見てみました。
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「新楮紙S」という紙を選びました。ぱっと見た感じは白っぽいですが、実際は少し黄色がかっていて、和紙のような凹凸のある風合い。これに茶系の色を乗せれば、クラフト紙っぽくなりそうです。

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丸太生産の製材時に発生した余分な廃材をリサイクルしたパルプ繊維を10%使っているそうです。このサイトの注意書きにあるように、凹凸のせいで色にムラが出たりする可能性もあるようですが、それもまた「味」と割りきってやってみましょう。

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Illustratorのデータ上で地の部分に色を塗りました。印刷した時にくすんだ茶色になってしまうと、クラフト紙というより段ボールのような色みになってしまいそうでしたので、先ほどのイメージ画像より、少し明るめの茶色にしてみました。
(参考までに、この色はC=18% M=25% Y=39% K=0% で作成しました)

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出力して色みを確認します。家庭用プリンタでの出力ですし、あまりアテにはならないのですが、実際のサイズで印刷したときの印象や、文字の視認性などもここで確認できます。

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データが完成したら、ライオン名刺さんのサイトで発注します。
用紙の種類とサイズ、印刷部数を設定してカートに入れて決済し、作成したデザインデータをブラウザからアップロードして入稿を完了させます。

データに問題がなければ2~3日で印刷・発送までやってもらえます。その仕上がりはいかに?

仕上がり確認;思った以上にカフェっぽい(笑)

そんなわけで、印刷された名刺が届きました。さっそくチェックしてみましょう。
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良かった。
心配していたようなくすんだ色にならず、雰囲気のいいクラフト紙風の色に仕上がりました。
ライオン名刺さんは、紙の種類だけでなく、名刺のサイズも色々選べます。今回、日本で標準的な名刺よりひとまわり小さいサイズの「欧米サイズ」(89×51mm)にしてみました。普通の名刺よりひとまわり小さいことで、渡した相手の手元でも、ちょっと目につくようにという狙いもあります。

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ちょっとラフなざらつきのある紙に、このクラフト紙風の色合いがよくマッチしているように思います。クリエイティブな感覚が表現できたかな? ともあれ、満足いく仕上がりになりました。

この名刺、私たちの仕事である編集・ライティング・デザインのサービス内容を紹介しているのですが、ぱっと見た感じ、かなりカフェっぽくなってしまいました(笑)
紙の色が黄色がかっていることもあって、白抜きにしたロゴの部分がカフェオレっぽい色になったのも原因の一つかも知れません。

まあ、手にとった方に「カフェかな?」と思われたとしても、興味を持ってもらえればデザインとして合格です。
こんな雰囲気の名刺やカードを作りたい方は、ぜひ参考にしていただければと思います!

■以前の記事で「予算がないときの力技!ワードで名刺を作る方法。」を紹介しています。よろしければあわせてお読み下さい。
https://www.ebook5.net/blog/wordmeishi001/


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佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
http://lamp-creative.com/

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