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沖縄の自然を活かしたアートと自然を守る活動。サンゴ染め+サンゴコーヒー

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梅雨も明け、夏も本番という感じになってきました。もし夏休みに沖縄に行くことがあったらぜひ体験してほしい、沖縄のサンゴにまつわる話をご紹介したいと思います。沖縄のサンゴの美しさを表現したアート「サンゴ染め」と、温暖化や環境汚染からサンゴを守る活動、「サンゴコーヒー」についてです。


サンゴからインスパイアされた沖縄のサンゴ染め
沖縄の美しい海。その海の中のサンゴから生まれたアートがあります。サンゴの化石を型に使って染め上げるサンゴ染めです。首里城から五分でいける「首里琉染」は昭和48年から続く歴史のある工房で、このサンゴ染めは山岡古都氏によって考案され、ここでしか体験できない貴重なワークショップです。
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素材は、Tシャツ、スカーフ、風呂敷、トートバッグから選ぶことができます。また、完成した作品はその日のうちに持ち帰ることができるので、お土産にもオススメです。
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体験では、たくさんあるサンゴの型から好きなものを選ぶことができます。
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こんな大きなサンゴも!
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洗濯に強い樹脂顔料を使って染めていきます。赤、青、緑、黄色の顔料を混ぜ合わせて他の色を表現することもでき、グラデーションにしたりと自分の好きなようにデザインしていくことができます。
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サンゴの上に生地を置き、布をゴムで動かないように固定したら染料をタンポで擦りながらつけていきます。塗っていくうちに現れるサンゴの模様はとても幻想的です。
小さなサンゴから塗っていき、大きいサンゴへと塗っていくようにします。
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グラデーションは薄い色のものから塗っていき、上から濃い色を重ねていきます。
この工程を繰り返して好きな柄を作っていきます。
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海の中を表現して、魚を描いてみたり……
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ところ狭しとサンゴ染を布いっぱいに施して、移りゆく色彩とサンゴの形が美しいアート作品になったり、
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シーサーを描いて楽しい沖縄の思い出を描いたりと、絵を描くようにサンゴで作品を作ることができます。

完成した作品は、アイロンで熱を加えて色止めをして仕上げれば、洗濯しても色落ちする心配がありません。
旅先の素敵な思い出をサンゴで彩って、誰かにプレゼントしたり、お部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。

サンゴから生まれ、再びサンゴを育てる35 COFFEE
35 COFFEEは、風化してしまったサンゴを使ってコーヒー豆を焙煎したサンゴコーヒーを作っています。この35 COFFEE、売上の一部をベビーサンゴの移植に使い、海で少しずつサンゴを育てるという活動を行っています。
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(出典:https://www.sooeido.com/

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(出典:https://www.sooeido.com/
35 COFFEEが移植しているベビーサンゴたち。コーヒーを一杯飲んで沖縄の海にサンゴを増やすことができます。

ーー自然からの受け取った恩恵をアートに活かしたり、またその恩恵を少しづつ自分たちでできることで返していくーーそんな自然との共生を感じた活動でした。
沖縄の海に行った際にはぜひ、サンゴコーヒーお試しください。サンゴコーヒーが体験できるショップはこちらです。


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田中 夏実

田中 夏実Writer

デザイナー、旅行(特にNY)、映画好き。 DIY、デザイン、ファッションや海外のクリエイティブ事情を 幅広くご紹介していきたいと思います。

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