手書きの立て看板・黒板POPの書き方を観察する
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飲食店やショップなどで見かける立て看板、そのなかでも特に手で書かれた黒板POPが最近増えていますね。街で見かける黒板POPを観察しながら、人目を引く工夫や、手書きの魅力を活かしたテクニックを考えてみましょう。
・キャラが立っていても、セオリーはきっちり
まず、コンビニや飲み屋さんの看板をチェック。どれもダイナミックで、店員さんの個性やセンスが前面に出ているものが多いように思いますが、価格や値下げ額(=数字)がハッキリ分かるように書いています。また、何を売っているのかが遠くからでも分かるように、時にはイラストを使って大きく書いていますね。シンプルですが、セオリーをきちんと守っている実例です。
こちらはさらにキャラの立った看板。何だか上から目線な感じがしなくもないですが、とにかくインパクトは感じられます。ここでも、数字の情報はハッキリと書かれています。
流行りのフレーズを取り入れて訴えかけられると、ついクスッとしてしまうもの。この看板は情報の入ったもうひとつの看板とセットで立てられていましたが、似顔絵まで描かれると反応せざるを得ませんね。
こちらの飲み屋も、たたみかけるようにこのフレーズを使用。複数の看板で繰り返し使うのも、印象に残りそうです。
イラストに自信がない場合は、メニュー写真を切り貼りして、文字と組み合わせるのも効果的ですね。上記の飲み屋でも、ドリンクの切り抜き写真を使っていましたが、こちらのランチメニューは黒板の枠にまでベタベタと写真が貼り付けられ、さらに賑やかな印象です。
実はこちらのイタリアンのお店、何枚もの黒板POPを使って情報を発信していて、やる気満々です(笑)。
・美意識を働かせて季節感を表現
こちらの看板は、紅葉のモチーフを使ったあしらいがステキです。季節感が出ているのはもちろん、高い美意識も感じさせてくれます。
こちらはハロウィンのキャンペーン看板。ひと目見て「あ、かわいい」と感じさせられる力作です。作品としてもクオリティの高い看板は、それだけでもアイキャッチ効果が高いですね。
いろんな黒板POPを観察するのはとても楽しいのですが、なかにはこんな黒板に出会ったり。
シンプルというか、潔い。
個人的にはこういうのも好きです。
黒板POPに必要なボードやチョーク、マーカーなどの資材は比較的安価に導入できますし、何より繰り返し使えて経済的。さらに、手書きの持ち味を活かして人目を引くことのできるツールなのですが、書き手のスキルも重要になりますし、時にはユーモアや時事ネタなども取り込むといった、敏感なセンスも求められます。黒板POPの書き方について1冊の本が出るくらいですから、面白くも奥の深い世界のようです。
黒板POPを色々観察していると、販促ツールのデザインやキャッチコビーを考える際のヒントもたくさんもらえそうです。皆さんもランチや街歩きの際に、ちょっと視点を変えて黒板を観察してみて下さい。
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