腕のいいクリエイターを探したい時に!世界中のポートフォリオを探せる「Behance」が熱い
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「萌え系のグラフィックに強いデザイナーはいないか?」「3DCGが得意な人、誰か知らない?」ーープロジェクト内容にマッチするクリエイターを探したい時、世界最大級のポートフォリオサービス「Behance」(べハンス)を利用してみてはいかがでしょうか。
「Behance」は、世界中のクリエイターが公開しているポートフォリオを閲覧・共有できる、オンラインポートフォリオサービスです。すでに数年前から欧米をはじめ各国のユーザーに支持されていて、世界最大級のネットワークに成長しています。昨年末にAdobe社がBehanceの運営会社を買収し、同社のIllustratorなどのグラフィックツールが月額料金で利用できる「Adobe Creative Cloud」から直接Behanceに投稿できるなどの連携を実施。今年3月には公式の「Behance Japan Community」が設立され、日本でも注目を集めるようになってきています。
さっそくサイトで公開されているポートフォリオを見てみましょう。初期状態では世界中のあらゆるジャンルのポートフォリオのなかで、最も注目を集めている実績が出てきます。
「Creative Fields」のタブから、実績のジャンルを選びます。グラフィックやWeb、イラスト、動画から、アイコンデザインやカリグラフィーといった、より細かなテーマでポートフォリオを探すことができます。
評価された数、閲覧数、コメント数などの多い順、掲載が新しい順というように、表示の優先順位を設定できます。
国や州、市などの地域で絞り込むこともできます。例えば、国内や東京都内に限定してクリエイターを探す、といったこともできるわけです。
試しに、「ブランディング」x「ヨーロッパ地域」で探してみて、人気の高いポートフォリオの一つを閲覧してみました。
エコを感じさせるキュートなモチーフを、ロゴマークから名刺、バナー広告、パッケージまで、様々な媒体に展開されている成果物を全体にわたって見ることができます。このように、ポートフォリオはプロジェクトごとにまとめて公開されるので、クリエイターの強みや仕事ぶりがよく分かります。
ポートフォリオ右側の、プロフィールへのリンクをクリックすると、その人の詳しい情報や、他の仕事を見ることができます。
ポートフォリオではなく、クリエイター個人を国や地域、ジャンルなどから探すこともできます。日本のクリエイターもたくさん出てきますが、実際にこのサービスを通じて海外から仕事を受注している人も少なからずいるようです。
ユーザー登録(TwitterやFacebookのアカウントで可能)をすると、お気に入りのクリエイターをフォローして、その人の最新の仕事をチェックすることができます。
(クリエイターの方が利用する場合は、自分のプロフィールや実績・作品のポートフォリオをどんどん公開していきます)
個別にコンタクトを取って依頼をかけるのも良いのですが、Behanceのサイト上で求人や仕事依頼を掲載することもできます。記事1本$199から。
掲載された記事はこんな感じでリストアップされます。
案件にぴったりのクリエイターを探すのに、個人やデザイン事務所などのWebサイトを一つ一つ検索してチェックするのは労力がかかりますから、こうしたサービスでクオリティの高いポートフォリオを探して、そこからコンタクトを取るのは効率が良さそうです。何より、日本に限らず、海外の優秀なクリエイターに直接依頼ができるというのも魅力といえそうです。
それにしても、世界中のクオリティの高い作品が見られるこのサイト、ただ鑑賞しているだけでも熱いです。
モーショングラフィックスなどの作品も、当然のように埋め込み動画で鑑賞できます。企業の方も、クリエイターの方も、まだご存知でなければぜひ一度ご覧になって下さい。
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