一番選ばれているクラウド型電子カタログ

つくるを応援するブログ - INSPI

アプリ・サービス

個人でも参加可能!アートやハンドメイド作品の販売代行をしてくれるWebサービス6選

51904
views

こんにちは。
1点もののハンドメイド作品を作る方のために、作品を「見てもらえる、買ってもらえる場所」を提供するWebサイトが次々と登場しています。今回は、個人アーティストやデザイナーでも、自分の作品を販売できるサービスをまとめてご紹介します。

1. ART-Meter

1点ものの絵画作品を販売してくれるサービス。作品の販売価格は、製作技法や作品の面積、支持体(ベース)の素材によって決定するという、「測り売り」のシステムになっています。販売実績に応じて、利用者の「画家レベル」が上がり、面積あたりの単価を上げたり、出品点数を増やすことができます。
作品の海外発送も可能で、ART-Meter海外配送サイトから登録すると利用できます。
ユーザー決済はpeypalとヤマト運輸コレクトで、作品が売れると販売価格(税抜)の55%が出品者に支払われます。

2. MOUNT ZINE

先日当ブログの記事でご紹介した、手作りアートブック・ZINEを販売するWebショップ。ZINEの店頭販売や展示即売会などのイベントも開催しています。自身の作品の世界観を手作り本で表現するZINEを通して、自身のファンを増やしていくのも、活動を大きく広げる足がかりの一つになるのではないでしょうか。募集は不定期ですが、同サイトで告知が出ていますので、こまめにチェックしておくと良いでしょう。

3. cooboo(こーぼー)

絵画などのアート作品から、ジュエリー、帽子などのファッションアイテムまで、手作り作品をヤフオク!のようなシステムで個人売買できるサイト。作家が作品を販売できるだけでなく、作品についてユーザーが質問したり、作り方のレシピを作家が公開したりと、ものづくりを通したコミュニティを意識したサービスになっています。
一般メンバー(月額利用料無料)の場合、販売手数料は商品代金の10%、プレミアムメンバー(月額525円)の場合は商品代金の5%と、比較的低価格なのも嬉しいですね。決済方法もクレジットカードのほか、コンビニ、ATM、ネットバンクなど幅広く対応。

4. iichi

手仕事やハンドメイドクラフトに重点を置いた販売サイト。絵画や立体作品なども販売可能ですが、ファッションアイテムからキッチン用品、インテリア、おもちゃ、ペット用品など、プロダクトが主力ラインナップなので、デザイナーと相性の良いサービスではないかと思います。販売者は自身の個展やイベントなどの情報をここで発信することもでき、自身の活動とリンクした形で商品展開ができそうです。
販売時の成約手数料は、作品代金の20%。クレジットカード、コンビニ決済に対応しています。

5. ミンネ

こちらも、アート以外にハンドメイドクラフトを数多く取り扱っています。サイト上で「小鳥の小物」「ブックカバー特集」「個性派バッグ」などの特集を組んで、おすすめ作品をピックアップするなど、盛り上げるためにさまざまな努力をしているのが伝わってきます。美術館のミュージアムショップとコラボした販売や、ギャラリーを会場に実施する展示即売会など、さまざまなリアルイベントも企画。
作品の販売手数料は10.5%で、無料の公式iPhoneアプリを導入すると、外出先でもiPhoneを使って作品の登録・画像編集・販売設定などができます。

6. Etsy(エッツィー)

こちらはニューヨーク発のサービスで、手作りアイテムやヴィンテージ品を個人売買できるサイト。世界で2200万人の会員登録者がおり、海外に作品を販売したい方にとっては魅力的なコミュニティになっています。
海外サービスだけに、「作品を海外発送する場合はどうするの?」などといった心配もありますが、そうした問題は公式ブログの「販売者ハンドブック」で細かくサポート。美しい商品写真の撮り方や販売数アップのためのアドバイスなども充実しています。
販売手数料はなんと、販売価格の3.5%。但し、当然ながら世界中のユーザーとやりとりすることになるため、英語の読み書きは必要になりますし、海外発送の作業も手間がかかります(配送方法と関税についてはこちらをチェックしてみて下さい)。

いかがでしたでしょうか。これらのサービスは、それぞれのコンセプトに違いはありますが、作品が売れた際にクレジットやコンビニなどでの決済を代行してくれるところが、共通のメリットといえるでしょう。
ただ、自分の作品が他の出品者のものと一緒にサイトに並ぶため、単に出品しただけでは作品が埋もれがちになってしまいます。そこで、自身のWebサイトやブログ、SNS、個展やグループ展などの活動なども連動させ、販売サイトへの顧客誘導を意識して動いていく必要がありそうですね。それぞれのサイトの取引に関するシステムや規定をチェックした上で、ぜひ検討してみて下さい。


作る人を応援するブログのインスピはクラウド型電子カタログサービスebook5を開発する株式会社ルーラーが運営しています
Cookie等情報の送信と利用目的について

佐藤勝

佐藤 勝Writer

ライター/編集者/何でも屋。Web、デザイン、映像、アート、観光などの記事執筆や、企業・団体のコンテンツ制作など、色々やらせていただいております。 INSPIでは、生活やビジネスに役立つものづくりの情報から、面白スポットやまちづくりまで、さまざまなテーマの記事をお届けします。
http://lamp-creative.com/

← 記事一覧