東京・新宿が公共アートの街に!「クリエイターズフェスタ」9/7まで
- 8240
- views
東京・新宿でさまざまなパブリックアートを体験できる「新宿クリエイターズ・フェスタ」が9月7日(日)まで開催中です。
もとは学生のアートイベントとして始まったこの企画、4回目となる今年は、著名アーティストも多数参加し、ワークショップなどのプログラムも用意されている複合イベントになっています。
目玉の作品の一つがこちら。
新宿NSビルのロビー階に展示されている、草間彌生氏の新作『真夜中に咲く花』です。
水玉模様のカラフルなモチーフは、前衛芸術家の巨匠として知られる草間氏のトレードマークともいえるもので、新宿のビジネス街という無機質な空間のなかで、ひときわインパクトが大きいです。
西新宿の高層ビル街では、他にもたくさんのパブリックアートを見ることができます。
新宿モノリスビルに展示されている、大石雪野作『彼らは形を手放していく』。
極端に縮められたり引き伸ばされたりと、いびつな形をした動物たちは、自然や動物への畏怖を思い起こすきっかけにしてほしいとの思いが込められているそうです。
新宿ファーストウエストで展示中の武谷大介『GOLD Coating』は、存在価値を失い廃棄物となった物を集めて、金色に塗装したコートで覆った作品。アートが価値を失ったものに再び価値を与えることができるのかどうかを問いかけています。
学生のイベントがルーツなだけに、大学や専門学校などの学生の作品もたくさん展示されています。その一つがこちら。
宝塚大学でイラストレーションを学ぶ学生有志が、ボールでつなぐ世界の人びとをテーマにオブジェを制作。新宿・コニカミノルタプラザのエントランスに展示されています。
新宿西口と南口の連絡通路でもある新宿ミロードでもアート作品が展示されています。
油絵とテンペラで描かれた作品を広告スペースに展示する『坂本匡之展』。淡い色の作品がカラフルにライトアップされています。人びとが忙しく行き交う通路ですが、ちょっと足を止めて見てみてはいかがでしょう?
今回ご紹介した作品はほんのごく一部。他にもたくさんの展示イベントやパブリックアートがありますし、ワークショップや公開制作・ライブパフォーマンス、映像作品の上映など、盛りだくさんの内容。Webサイトでもその詳細をチェックできますが、新宿各所の展示会場などに無料のガイドブックがありますので、これを入手してじっくりチェックすると良いでしょう。
「新宿クリエイターズ・フェスタ」は9月7日(日)まで開催中です。大都市・新宿で誰でも気軽に楽しめるアートイベント、ぜひ足を運んでみて下さい。
作る人を応援するブログのインスピはクラウド型電子カタログサービスebook5を開発する株式会社ルーラーが運営しています
Cookie等情報の送信と利用目的について